東京都庁の新たな幸運を呼ぶシンボル、大型熊手の魅力
東京都庁第一本庁舎の2階に位置する大型熊手が、リニューアルされて登場しました。2023年3月29日に新たな熊手が設置され、その美しいデザインとともに、多くの市民や観光客の注目を集めています。さて、この熊手の背後にある歴史や仕掛けについて深く掘り下げてみましょう。
リニューアルされた熊手の詳細
新しい熊手の大きさは、2.5メートル四方に加え、柄の長さは1.7メートルに設計されています。以前の熊手よりも幅広く、より迫力のある姿を誇ります。特に顕著なのは、頭部の拡大で、以前よりも30センチメートル広がっており、その存在感は抜群です。
重量も増して210キログラムとなり、より力強い印象を与えています。装飾品には色鮮やかな鯛、長寿の象徴である亀、幸運を呼ぶ招き猫、そして漁師を守ると言われる恵比寿様が含まれており、日本古来の縁起物が盛りだくさんに飾られています。
中央には「おかめ」の存在
熊手の中心に位置する「おかめ」は、幸せや繁栄を象徴する存在です。この他にも、「都内安全」や「千客万来」といった願いが書かれた木製の札も設けられ、訪れる人々の幸運を祈願しています。また、最近の都政の取り組みを反映させた「DX」(デジタルトランスフォーメーション)をテーマにした札も用意されており、伝統と革新が融合した象徴的なスピリットを体現しています。
江戸時代から続く熊手の文化
熊手はその形状から、「幸運を引き寄せる」道具として江戸時代から親しまれてきました。商売繁盛を願う商人たちに愛されてきたこのアイテムは、現在でも多くの場面で用いられています。東京都庁の新しい熊手は、そうした伝統を受け継ぎながらも、現代の東京にふさわしいデザインに仕上げられています。
「Tokyo Tokyo Old meets New」とは
東京都は平成29年、近代日本の首都として150周年を迎え、その文化と魅力を海外に発信するためのキャッチフレーズ「Tokyo Tokyo Old meets New」を定めました。この熊手は、まさにそのフレーズにふさわしい存在として、都の中心でその役割を担っています。
お立ち寄りを
都庁を訪れた際には、ぜひこの新しい熊手を目の当たりにして、その威厳と美しさを直接感じていただきたいです。熊手が放つ温かい雰囲気は、訪れる人々に幸運を届けてくれることでしょう。伝統と現代が融合したこの熊手の存在は、東京の魅力を象徴していると言えるでしょう。
都庁の玄関ホールにて、みなさまのお越しをお待ちしております!