デジタル教育の今
2025-04-09 11:33:02

兵庫の高校でデジタルクリエイティブ教育を推進する特別授業レポート

兵庫県立篠山鳳鳴高校での特別授業が実施されました



2023年3月7日、兵庫県立篠山鳳鳴高校において、デジタルハリウッド株式会社の支援を受けた特別授業が行われました。この授業は、デジタルクリエイティブ教育の一環として、Canvaや画像生成AIについての知識を深めるものでした。授業の目的は、生徒たちが探究活動の成果を効果的に表現する能力を身につけることです。

特別授業の背景



この校では2024年度から、社会の急速な変化に対応するために「STEAM探究科」を新設しました。この科はドローンやVRを取り入れた探究活動を通じて、生徒が創造的な思考を育むことを目指しています。そのため、デジタルハリウッドアカデミーに依頼し、Canvaや生成AIを活用した授業の実施を決定しました。

授業の概要



この日の授業には31名の生徒が参加し、約100分間にわたり行われました。まず前半では、講師の萩原ちはる先生がCanvaの基本や学校生活での活用法、そしてAdobe Fireflyという生成AIの特性と、その使用にあたる倫理について解説しました。後半は、実際にCanvaを使用して、学校紹介の動画制作に取り組みました。生徒たちはそれぞれが選んだ学校の風景を使って、オリジナルの動画を作成しました。

生徒の反応



授業後のアンケートでは、90%以上の生徒がCanvaを使いたいと思ったと回答し、95.5%が知識が今後の学校生活に役立つと感じたとの結果が出ました。動画制作の難しさに対する意見もありましたが、77.3%が動画制作に興味を持ったと答え、新たな学びの刺激となったようです。実際の受講者からは、「説明がわかりやすく、時間があっという間だった」との感想が寄せられました。

受講者の感想と改善点



以下に、いくつかの生徒のコメントを紹介します:
  • - 「動画制作は楽しく、もう少し難易度を下げた授業があれば良いかも」
  • - 「YouTubeクリエイターを目指そうと思いました!」
  • - 「AIを使った新しいデザインツールに興味を持ちました」

特に多くのコメントで、授業は楽しく、時間が過ぎるのが早く感じたとの声が聞かれました。また、授業を通じて新たな視野や興味を持つことができたという意見が多数ありました。

教員からのコメント



STEAM探究科の細見祥平科長は、「生徒に短い時間で内容を濃く学ばせることができ、特に生成AIのクリエイティブな活用法に感謝している」と述べました。また、この授業は生徒だけでなく教員にとっても新しい発想を生むきっかけとなったと振り返りました。

今後の展望



デジタルハリウッドアカデミーは今後も全国の教育機関と連携し、デジタルクリエイティブ教育やデジタルツールの普及を進めていく方針です。若い世代がデジタルスキルを身につけ、創造的な未来を築くための支援を続けていくことが期待されます。

この特別授業を通じて、新たな可能性を見出した生徒たちは、今後の活動においてもその意欲を発揮することでしょう。


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