Z世代の若手社員を悩ませる五月病と退職の現状を読み解く
最近話題となっている「五月病」とは、新卒社員や若手社員が入社後の初めてのゴールデンウィークから連休明けにかけて感じる不安やメンタル不調を指します。この時期、特に企業の競争が激しい現代社会において、自身のキャリアや生き方に疑問を抱く若者が増えていることが、退職代行サービスの利用の急増という形で現れています。
アクシス株式会社の調査データ
アクシス株式会社は、18〜24歳の若手社員から寄せられた1,190件のキャリア相談データを分析し、退職理由と共に「上司のNG行動」についても注目しました。はじめに明らかになった退職理由のトップは、「やりがいを感じない」「成長実感がない」というものが30%を占めており、続いて「精神的・体力的な疲労」が15%という結果が出ました。
若手社員のリアルな声
退職理由TOP10
1.
やりがいを感じない/成長実感がない (30%)
- 「同じことの繰り返しで、スキルが身につかないのが怖い。」(24歳)
- 「社会人スキルが遅れていると思う。」(24歳・物流業界)
2.
精神的・体力的にしんどい (15%)
- 「運転中におかしくなって早退した。」(23歳・不動産営業)
- 「長時間の残業で疲弊している。」(23歳・鉄鋼メーカー)
3.
入社前ギャップ (11%)
- 「転勤無しだったのに異動を命じられた。」(23歳・人材業界)
4.
給料が低い (10%)
- 「奨学金返済で将来が不安。」(24歳・臨床検査技師)
5.
営業職への嫌悪 (9%)
- 「ノルマを追うモチベーションが無い。」(22歳・不動産営業)
そのほかにも人間関係や長時間労働に関する声が寄せられており、若手社員の心理的なストレスは非常に大きいことが見えてきます。
上司のNG行動が若手を追い詰める
調査によると、若手社員が心を閉ざす原因のひとつは、現場の上司による無意識の行動です。ここで明らかになった「上司のNG行動」10選では、具体的に何がいけないのかが示されています。特に、若手社員が求めるのは「意味あるフレームワーク」や「成長の機会」であるにもかかわらず、それを阻害するような行動が多く見られます。
上司のNG行動TOP10
1.
目的を説明せずにタスクを振る
2.
精神論で励ます
3.
成長につながる接点を見ない
4.
昇給の道筋を曖昧にする
5.
ノルマだけを重視する
6.
苦痛な社交イベントを強要する
7.
長時間労働を美化する
8.
不安をシャットアウトする
9.
他部署への興味を否定する
10.
柔軟な働き方を拒否する
企業に求められる取り組み
これらの行動の裏には、若手社員が重視する「タイムパフォーマンス」や「自己成長の重要性」と、上司の持つ古いマネジメントスタイルとの間に乖離があることが分かります。若手社員にとって、自身の市場価値が見えないまま過ごすことは非常にストレスフルです。時間を無駄にすることへの恐怖から、意識の高い彼らは退職代行を利用してしまうのです。
企業側に求められるのは、若手社員の不安に誠実に寄り添い、真剣に話をすることです。若者が自らのキャリアに納得感を持てるよう支援することが、早期離職を防ぐための鍵です。
アクシス株式会社の役割
アクシス株式会社は、自律的にキャリアを築くためのサポートを行うサービスを提供し続けています。若手社員が今の環境での意味を見出せずにいる場合、その選択肢を逃げではなく向上に繋がるものとして捉えてほしいと考えています。企業側も個人のキャリアの重要性を理解し、適切なサポートを行うことで、より良い関係性を築けるはずです。今後も、アクシスはこの両面からアプローチを強化し、双方が幸せに働ける社会の実現を目指しています。