夏の夜に出会う神秘の花「サガリバナ」と幻想的なバブルミネーション

幻の花とともに彩る夜の神代植物公園

日本の夏を感じられる特別なイベント、「神代植物公園の大温室夜間公開」が、2023年7月20日と21日に開催されます。このイベントは、一夜限りの妖しい魅力を持つ「サガリバナ」を中心に、夜に開花する植物たちと共に、訪れる人々を魅了します。

幻の花「サガリバナ」の見どころ

サガリバナは、日が落ちてから開花し、翌朝には花が落ちてしまうため、「幻の花」と呼ばれています。この神秘的な花は、神代植物公園の大温室で毎年多くの人々を惹きつけ、今年もその美しい姿を見ることができるはずです。特に7月下旬には最盛期を迎えるとあって、その姿はまるでシャンデリアのような華やかさ。

訪れた際には、他にも香りが強くなる植物や、珍しい夜咲きの熱帯花木たちも一緒に楽しむことができます。中でもシクンシイやエライシャン、熱帯スイレンの夜咲きなど、五感で感じる植物たちの魅力を存分に堪能してください。

幻想的な「バブルミネーション」

大温室の前に広がるバブルミネーションでは、夜空に浮かぶ七色のシャボン玉が、幻想的な景色を演出します。この演出は「OUTDOOR THEATER JAPAN」の作品で、まるで夜の星空に流れる天の川のような美しい光景が広がります。17時30分から20時30分までの間に、ぜひこの特別なミネーションを楽しみに来てください。

深大寺僧侶による「声明」

イベント中には、近隣の深大寺の僧侶による声明も行われます。声明とは、僧侶が経文に旋律を乗せて唱える荘厳な声楽で、聴く人を神秘的な世界へと誘います。公開日は各日18時30分と19時30分に、特別なひと時が提供されます。自然と人が共存する静かな空間で、時間を忘れさせてくれるこの旋律を体感してみてください。

夜カフェで楽しむ美味しい食事

さらに、会場内には多彩なフードスタンドが出店されます。人気の飲食店が集まり、様々な料理やドリンクを楽しめる機会が待っています。名物のクレープやタコスなど、食欲を満たすメニューが揃いますので、心とお腹を満たしながら夏の夜を楽しむことができます。

注意事項と訪問方法

このイベントは、天候により内容が変更や中止される可能性がありますので、事前に公式ホームページやSNSでの情報チェックが必須です。また、入園には1,000円の参加費が必要で、未就学児などは無料です。夜間公開用の入場は17時30分以降、正門からの入園となりますのでお間違いのないように。

神代植物公園は、年間を通じてさまざまな植物を楽しめる場所で、今回のように特別なイベントがある時は、さらなる魅力が増します。この夏、特別なひと時を過ごしに神代植物公園へ出かけてみてはいかがでしょうか。夜の神秘的な花たちと、贅沢なひとときを堪能できることでしょう。