クラウド型CTI「CT-e1/SaaS」新機能の登場
東京都千代田区に本社を構える株式会社コムデザインが、コンタクトセンター向けのクラウド型CTIサービス「CT-e1/SaaS」に新機能を追加しました。この新機能は、WebRTC技術を用いたコミュニケーター向けのWebアプリケーションで、インストール不要で利用できるという大きな利点を持っています。
新機能の背景と目的
「CT-e1/SaaS」は、これまでにもSIP通信によるIPフォンの使用や、既存のPBXとの連携を通じて、多様な利用環境を提供してきました。その中で、Webアプリケーションの導入が決定されたのは、利便性の向上と、迅速なサービス開始が求められる現代のコンタクトセンターに対する対応策としての重要性が増しているためです。インストールの手間を無くすことで、導入の障壁を下げ、利用開始がスムーズに行えるようになります。
実際、コールセンターの現場では、迅速な対応が求められる場面が多々あるため、新たなWebアプリケーションはそのニーズに応える大きな助けとなるでしょう。
WebRTCとは何か?
WebRTC(Web Real-Time Communication)は、W3Cが提唱するオープン規格です。これにより、特別なソフトウェアやプラグインを必要とせず、ウェブブラウザ間でリアルタイムで音声チャットやビデオチャット、ファイル共有が可能になります。コムデザインの新機能は、このWebRTC技術を基にしているため、ユーザーにとって使いやすくなっています。
今後の展望と利用者への約束
新しいWebアプリケーションは、段階的に新規利用者に提供されていく予定です。2024年には、その成熟度を高めた新アプリケーションが発表される見込みです。コムデザインは、これに留まらず、CT-e1/SaaSのユーザビリティを常に改善し、コンタクトセンターに最適なアプリケーションを継続的に開発する方針を掲げています。
CT-e1/SaaSの特長
「CT-e1/SaaS」は、そのクラウド型サービスの特性を活かし、低コストな導入が可能で、初期投資を抑えられるのが魅力です。導入企業は31,000席以上にのぼり、その多くが業種やサイズを問わず、柔軟なカスタマイズが可能な点も好評を博しています。
CXaaSモデルの登場
特に注目したいのは,「CXaaS」モデルの存在です。これは単なるクラウドCTI機能の提供に留まらず、専門技術者によるサポート体制や伴走サービスを、定額で提供する新たなスタンダードです。このモデルにより、小規模から大規模まで、多様なニーズに対応できるサービスが実現されます。
コールセンターDXの進化
CCP(Converged Communications Platform)と呼ばれる新しい取り組みにより、コールセンターの業務効率が格段に向上しています。コールセンターの音声やテキストデータを活用することで、会話解析や自動要約などが行われ、商業活動の質が高まります。これにより、従来の高額な初期投資を必要とせずに、効率的な運営が可能となります。
企業情報
1995年に設立された株式会社コムデザインは、2008年にクラウド型CTIサービス「CT-e1/SaaS」を市場に提供し、高い拡張性と柔軟性を持つサービスを展開しています。さらなる詳細については、公式サイトを訪れて確認することをお勧めします。
公式サイトはこちら
お問い合わせ
サービスに関しての問い合わせは、株式会社コムデザインのセールス&マーケティンググループまでご連絡ください。
担当:寺尾(望)
電話:050-5808-5500
E-Mail:
[email protected]
新たに提供されるWebRTC対応アプリケーションが、今後どのように各社のビジネスに寄与するか、非常に楽しみです。