「モリキャラ×LABO」プログラムの全貌
2025年8月、持続可能な未来を育むための教育プログラム『モリキャラ×LABO』が東京都千代田区の九段ハウスで開催されます。このプログラムは、都市緑化を専門とする東邦レオ株式会社と東京大学の共同で開発され、全国からの関心が高まっています。リリースからわずか2ヶ月で、既に100組を超える応募が寄せられていることから、その注目度の高さが伺えます。
プログラムの背景と目的
ESD(持続可能な開発のための教育)は、持続可能な社会を実現するための教育方針を指し、知識や価値観を子どもたちに育むことを目指しています。プログラム『モリキャラ×LABO』は、東邦レオの企業哲学である「緑の専門知」を次世代に引き継ぐことを重要視しています。特に、以下の6つのESD能力を育成し、未来のリーダーを育てるための基盤を築くことが狙いです。
1. 未来志向力
2. システム思考力
3. 批判的思考力
4. 協働力
5. 自己認識力
6. 価値判断力
緑化に関する知識を体験を通じて学ぶ
具体的には、プログラムには東邦レオの庭師や樹木医による体験活動が組み込まれています。子どもたちは、自らデザインした森の生き物「モリキャラ」を創作し、親子での協力学習を通じてより実践的に学びます。名誉教授の味埜俊氏が監修するこのプログラムは、学術的な側面からも十分なサポートがなされることが期待されています。
学術研究との連携
このプログラムは単なる教育活動に留まらず、参加者の成長を測るための実証的な研究も進められています。具体的には、保護者のサポートが子どもに与える影響や、保護者が期待する能力と子ども自身が目指す能力の間にどのような違いがあるのかを探ります。それにより、プログラムの最適化が図られます。
社会実装モデルとしての先駆性
『モリキャラ×LABO』は、単に教育機関との連携を超え、企業が持つ専門性と学問的なアプローチを融合させた画期的な試みです。このプログラムは、都市に住む子どもたちに自然の重要性や人とのつながりを再認識させることを目的としており、社会実装モデルの先駆けとも言えるでしょう。今後は、得られた成果物を教育機関に展開することも視野に入れています。
開催概要
この特別なプログラムは、2025年の8月に以下の日程で開催されます。
- - 開催日:8月1日(金)〜3日(日)、8月22日(木)〜23日(金)
- - 会場:九段ハウス(東京都千代田区)
- - 対象:小学1-3年生とその保護者
- - 主催:東邦レオ株式会社
- - 協力:東京大学 大学総合教育研究センター
- - 特別監修:東京大学名誉教授 味埜俊氏
このプログラムは、自然との関わりを通じて人と社会が育まれる未来を共に考える大切な機会です。興味のある方はお早めに応募をお勧めします!