オークネット、yepの株式を譲受し成長戦略を加速へ

オークネット、yepの株式譲受を発表

東京都港区に本社を置くオークネットが、文京区の株式会社yepの株式50.89%を譲受する契約を結びました。オークネットは1985年にリアルタイム中古車オークションを世界で初めて開始し、以降は中古デジタル機器やバイク、ブランド品などへと事業を多岐にわたって拡大してきました。これまで培ってきた流通ノウハウを基に、さらなる事業の成長を目指します。

株式譲受の狙い

近年の二次流通市場の成長に伴い、オークネットは2025年に向けて中期経営計画「Blue Print2027」を策定しました。この計画では、M&Aを含む戦略的投資を進め、事業規模の拡大や流通形態の多様化を目指しているのです。さらに、オークネットのDX部門では、オンラインオークションのシステム開発や、顧客向けサービスの強化にも取り組んでいます。しかし、特に安定した開発人材の確保が急務となっていました。

yepとのコラボレーション

yepはこれまでもオークネットとパートナーシップを結び、システム開発において協力関係を築いてきました。今回の株式譲受により、yepはオークネットグループへと組み込まれ、これによって開発体制が大幅に強化されることが期待されています。さらに、yepの100%子会社であるyet Company Limitedは、ベトナムのオフショア開発拠点として機能し、特にベトナム人エンジニアの採用と定着を促進します。この連携が、今後の事業拡大において高い相乗効果を生むと見込まれています。

オークネットの未来

株式譲受を受けて、オークネットはyepとyetとともにプロダクト開発を加速し、更なる顧客サービスの向上に努める方針です。株式の譲受契約は2025年11月26日に締結され、実行日は2026年1月16日を予定しています。これにより、オークネットとyepの共通の目標である成長と革新に向けて、さらなるステップへと進むことができるでしょう。