東京都は、映画やドラマなどの海外公開作品の制作を支援するため、新たに「海外作品制作支援事業助成金」を設け、その申込みを開始しました。この助成金は、ロケーション・ハンティング(以下、ロケハン)や撮影にかかる経費の一部を負担するもので、東京都が映画制作を通じて東京の魅力を国内外に広め、観光客を誘致する目的があります。
この助成金の主な内容は、以下の通りです。
1. 助成対象者と支援内容
(1) ロケハンの支援
助成対象となるのは、日本の法律に基づいて設立された法人格を有し、映画制作を行う外国法人と連携してロケハンのコーディネートを行う団体です。助成内容は、助成対象経費の2分の1を上限としており、1団体あたり最大100万円が交付されます。また、1回あたりの対象者は3名まで、滞在期間は宿泊を含めて最大5日間となっています。助成金の対象期間は、交付決定から1年の間です。
(2) 撮影を行う事業者への支援
撮影に関する支援は、制作実績がある法人が対象です。具体的には、海外公開作品を制作するために外部の外国法人と共同制作を行う団体、または委託を受けている団体が対象となります。この場合の助成内容は、助成対象経費の2分の1が上限ですが、前述のロケハン支援を利用した場合は3分の2までの支援が可能です。助成金は1団体あたり最大1,000万円まで支給され、対象期間は交付決定から3年です。
2. 申請方法
- - 申請は、東京都の指定する募集要領に従い、記録が残る簡易書留などの方法で提出する必要があります。申請データは、Eメールによっても送信が求められます。
- - 初回の提出期限は令和8年5月29日(金曜日)です。今後のスケジュールは、東京ロケーションボックスの公式サイトで確認できます。
3. お問い合わせ先
助成金に関する問い合わせは、東京都産業労働局観光部振興課が担当しています。また、申請方法については、公益財団法人東京観光財団内にある地域振興部の東京ロケーションボックスが窓口です。
この助成金制度は、2050年の東京の未来を見据えた「2050東京戦略」にも関連しています。この戦略の中で、観光のさらなる発展を目指す取り組みの一環として位置付けられています。東京都と東京観光財団は、映像作品を通じて、より多くの人々に東京の魅力を届けるため、この助成金を活用していくことに力を入れています。興味のある事業者は、ぜひ応募を検討してみてください。