石本さんの挑戦
2024-12-22 13:41:14

岡山大学の石本さんがデフ陸上競技で新記録を樹立!夢は金メダル

岡山大学陸上競技部に所属する石本龍一朗さん(教育学部2年)が、2024年11月29日から12月1日にかけて東京都の駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で開催された「第21回日本デフ陸上競技選手権大会」に出場し、男子400メートルハードルで見事優勝を果たしました。この大会は、石本さんにとって初の全国規模の競技会でしたが、驚異的なタイム57秒45を叩きだし、大会新記録を更新するという快挙を達成しました。

デフスポーツとは、聴覚に障がいのあるアスリートのための競技であり、一般的な陸上競技とは異なる独自のルールが存在します。たとえば、スタートの合図はピストル音ではなく、スタートランプを使用するという点が特徴的です。石本さんはこのデフ陸上競技に初めて挑戦するにあたり、非常に緊張したと語っています。「スタートランプでのスタートはこれまでの経験が少なく、不安が募った」と石本さんは回想します。

また、今シーズンの400メートルハードルでは記録が思うように伸びず、大切な大会に向けた調整も納得のいくものではなかったと、彼は悔しさをにじませます。しかし、そのような逆境を乗り越えるために「自分を乗り越える」という明確な目標を持って練習に臨みました。その結果として、新記録の達成が生まれたのです。

「私にエールを送ってくれた多くの友人や先輩方には深く感謝しています。この結果は、全力でレースに臨んだ証でもあり、過去の自分を乗り越えた証でもあると思います。」と、石本さんは振り返りました。

石本さんの今後の目標は、一層大きく、2025年に東京で開催されるデフリンピックで金メダルを勝ち取ること。彼は「大きな舞台での金メダルを目指して、さらなる努力を続けていきます」と今後への意気込みを語っています。

この特別な大会で成し遂げた偉業は、石本さんがまだまだ成長し続けることを示唆しています。デフスポーツの理解と普及が進む中で、こうしたアスリートたちの活躍にも注目が集まります。彼の今後の成績と成長を見守りたいものです。表彰式の様子や新記録を達成した瞬間の喜びは、参加者や観客たちの心に深く刻まれました。

岡山大学陸上競技部は今後も石本さんの挑戦を応援し、彼が大舞台で輝く姿を期待しましょう。


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