アブライ・ティオサン特別展
2025-07-04 16:46:24

アフリカの現代アートを楽しむ!アブライ・ティオサンの特別展開催

アブライ・ティオサン:描く人生、映画に生きる人生



2025年7月5日から8月24日まで、東京都港区南青山の"space Un"にて、アフリカの現代アーティストであるアブライ・ンジャイ・ティオサンの特別展を開催します。この展覧会は、ティオサンの日本初となる展覧会で、感動的な彼の作品を直接体験する機会となります。

展覧会の概要


展覧会では、100点から200点のオリジナル・ドローイングを展示し、さらに1960年代の新聞記事や個人の私物、写真なども併せてご紹介します。これらの作品は、セネガル独立後の文化の豊かさを反映し、日常や都市のモダニティをユーモラスに捉えたものばかりです。

スペースは、水曜日から日曜日の12時から19時までオープンし、8月11日から19日までは夏季休廊となりますのでご注意ください。すべての情報をまとめたお問い合わせ先は、[email protected]です。

特別プログラム


展覧会のスタートとなる7月5日(土)には、キュレーターによるトークイベントが17時から18時まで行われ、フロラン・マッツォレーニによる日本語通訳も用意されています。そして、トークの後には19時から21時までレセプションが開催され、来場者がアーティストの世界観をより深く体感できる機会となります。

アブライ・ティオサンとは


アブライ・ティオサンは1936年ティエス生まれで、画家だけでなく、俳優やジャズ歌手としても活動してきた著名なアーティストです。彼の作品は、セネガルの文化史と個人的な表現を融合させたもので、1960年代には楽曲「タレン・ランピ(Tallen Lampi)」を作曲しました。この曲は、セネガルの非公式な国歌とも言われる重要な作品です。

ティオサンは、「ダカール派」の画家やネグリチュード思想の影響を受けながら、自身の音楽団体「ティオサン・クラブ」を1970年代に設立しました。多様な音楽スタイルを取り入れ、彼の作品は今でも多くのアートファンに愛されています。

展覧会の見どころ


今回の展示では、アブライ・ティオサンの生のエネルギーと独特の視覚言語に直接触れる体験ができます。小さなサイズのドローイングが多いですが、それぞれに深い物語が込められています。また、アーカイブ資料により、彼の人生とセネガルの文化的背景がより深く理解できるでしょう。

最後に、この展覧会は、2018年に制作されたドキュメンタリー映画の特別上映も予定されています。この映画は、ティオサンが大半の人生を過ごしたティエスの街の風景を追いかけ、彼の生活と環境についても呼び起こす内容です。

space Unについて


space Unは、東京における新しい芸術・文化プラットフォームであり、アフリカの現代アートと東アジアとの文化交流に重点を置いています。この特別展はspace Unの1周年記念展でもあり、アフリカ現代アートへの情熱を共有する重要なプロジェクトです。アーティストを日本に招致するレジデンシー・プログラムも展開され、さらなる文化的交流が期待されています。ぜひ、アブライ・ティオサンの特別展を楽しみながら、セネガルの文化に触れる貴重な機会をお見逃しなく!


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