2025年7月24日(木)、株式会社トゥーヴァージンズから、人気イラストレーターのルカ・ティエリと前田麦による作品集『THE VISUAL ルカ・ティエリ作品集 Synthesis』および『THE VISUAL 前田麦作品集 Eye of Fire』が同時に刊行されます。本記事では、これらの作品集の魅力をご紹介します。
ルカ・ティエリ作品集『Synthesis』の魅力
イタリア人イラストレーター、ルカ・ティエリは、日本のアーティストたちからも高い支持を得ている人気のクリエイターです。これまでサニーデイ・サービス「いいね!」やNulbarichのキービジュアルなど、多彩な作品を手がけてきました。今回の「Synthesis」は、彼の日本初となる作品集です。
本書では、彼のオリジナル作品からクライアントワークに至るまでの数々のアートワークが網羅されています。また、彼のイタリアでの若き日々やアメリカでの活動、日本での生活を振り返る深いインタビューも収録されています。このインタビューを通じて、彼のアートの背景や哲学を知ることができるでしょう。
著者のルカ・ティエリは、絵を描く際に「ちょうどいい情報量」で自分らしさを表現することを意識していると語ります。彼が創作するプロセスを感じながら、ページをめくる楽しさを味わってみてください。
前田麦作品集『Eye of Fire』の魅力
一方、前田麦は、イラストレーションをベースに平面と立体を行き来するマルチアーティストです。彼のライフワークである「Eye of Fire」シリーズのほぼ全点を網羅した本書は、彼の初の作品集となります。
「Eye of Fire」シリーズの独特なビジュアルは、燃えるような目を持つ悪魔キャラクターが特徴で、コロナ禍の中でSNS上で発表された作品も収められています。また、モノクロスケッチやブループリントシリーズなども掲載され、彼のさまざまなアプローチを楽しむことができます。
前田は、手を動かし何かを創り上げる喜びを大切にしており、作品を通じてそのプロセスを表現しています。彼にとって、絵を描くことは自己の表現手段であり、今もその楽しさを持ち続けています。
終わりに
この『THE VISUAL』シリーズは、どちらの作品集も日英バイリンガルとなっており、国内外の読者に楽しんでいただける内容になっています。イラストレーションの新たな世界を体感する絶好のチャンスです。ぜひお手に取って、ルカ・ティエリと前田麦二人の異なる視点が描くアートの魅力に触れてみてください。発売日は2025年7月24日。お見逃しなく!