医療・介護業界における人材不足解消に向けた新たな提携が始動

導入
株式会社ツナググループと株式会社ユカリアの二社は、2025年7月15日、戦略的業務提携を締結し、医療・介護業界が直面している人事課題を解決するための新たなソリューションを提供することを発表しました。この提携は医療従事者不足という喫緊の社会課題に対抗するもので、多くの期待が寄せられています。

提携の背景

日本において、少子高齢化は進む一方で、医療・介護現場における人材不足は深刻さを増しています。特に看護師の人材確保は、医療・介護現場の安定に不可欠であり、国民の健康と安全を脅かす事態にもなりかねません。ツナググループは「2030年労働需給GAP解消」を目指し、これまでに培ったRPO（採用代行）と採用コンサルティングの専門知識を駆使して、人材調達の難しさを乗り越える手法を提案してきました。

一方、ユカリアは「ヘルスケアの産業化」をビジョンとして掲げ、医療機関の経営支援や介護サービスの運営を行い、「三方良し」の実現を追求しています。この提携によって、双方のノウハウを融合し、医療・介護業界向けの人事課題を一層深く理解し、その解決策を模索する新たな道が開かれます。

提携の意義

本提携の最大の意義は、医療・介護業界における人事課題解決のための新たなソリューションを生み出すことです。今まさに求められているのは、これまでの制度や仕組みの見直しだけでなく、業界全体の革新です。双方が互いの強みを活かすことで、より効率的かつ効果的なサービスを提供することが期待されています。

具体的な展開

提携に基づき、両社は2023年8月1日から共同で新しいサービスを展開し、第一弾として大阪の医療法人への導入を予定しています。ユカリアが持つ医療・介護現場における採用支援やDX化のノウハウ、ツナググループが提供する採用コンサルティングとRPO、そしてデータベースを掛け合わせることで、業界に特化した人材採用支援を行っていく方針です。

今後も人材不足の解消および医療現場の効率化を進め、医療従事者がより良い環境で働くためのサポートを強化していくとともに、患者や要介護者に対する医療サービスの質の向上に貢献することを目指しています。