サンクネットが新たなHCM事業部を発足
BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)専業の株式会社サンクネットは、2025年5月23日に新しいHCM(人的資本管理)分野の事業部を設立したと発表しました。今回の発表は、人材不足や外国人労働者などの問題に直面する「現場HR」の重要性に鑑みて行われました。これを受けて、サンクネットは福岡市に本拠を置くドレミングジャパン株式会社と提携し、スマホ対応の人事・給与・勤怠クラウドサービス「Doreming®HCM」のアウトソーシング事業を強化することにしました。
事業背景
近年、農業や製造業、飲食業、医療介護施設など様々な分野で、人手不足が深刻な課題となっています。このため、企業にとって「現場HR課題」の解決は急務となっており、サンクネットの新事業はその課題に応えるものです。代表の片町吉男氏は、「総務人事専用のアウトソーシング部隊として、現場HRの問題を解決し、企業の成長につなげたい」と語っています。
ドレミングとの提携
ドレミングと提携することにより、サンクネットは「Doreming®HCM」を利用した革新的な人事管理を実現します。このシステムは、リアルタイムでの勤怠管理や給与計算を可能にし、分単位での人件費把握ができるため、企業は迅速に人事戦略を立てることが可能です。特に、スマホやクラウドに対応した設計は、現場で働くブルーカラー労働者にとって大きな利点となるでしょう。
サンクネットの強み
サンクネットは、1997年の設立以来、幅広い業界でアウトソーシングの専門家としての地位を確立してきました。これまでの実績を活かし、全国規模での24時間365日対応可能なサービスを提供している点が大きな魅力です。また、コールセンターや物流、バックオフィス支援など多岐にわたるサービスを展開しており、クライアントから高い評価を得ています。
総務人事分野のサポート
サンクネットの新たなHCM事業部は、総務人事分野に特化したアウトソーシングサービスが展開されます。これにより、多くのクライアントの「現場HR課題」に対する解決策を提供し、企業の成長を支援します。特に、農業や製造業などのシフト勤務が必要な業種において、リアルタイムでの勤怠管理・給与計算が実現されることは非常に重要です。
「Doreming®HCM」の特長
具体的には、「Doreming®HCM」は働いた分を即時に給与として受け取れるシステムを導入しており、これは多くの労働者に対して大きな魅力となるでしょう。また、外国人労働者のニーズにも対応し、多言語化や電子決済機能が充実しています。これにより、企業は多様な働き手を効率的に管理できるようになります。
結論
サンクネットの新事業はただのアウトソーシングにとどまらず、現場HRの課題を解決するための強力なパートナーとなります。ドレミングとの連携によって、最新の技術を駆使した人事サービスが展開され、企業は人材確保の競争を有利に進めることができるでしょう。今後100万人規模の給与所得者のユーザ獲得に向けた取り組みも期待され、サンクネットの成長がますます注目されます。