生成AIの業務活用に関する調査の結果
株式会社ストラテジットが120名のビジネスパーソンを対象に実施した「生成AIの業務活用に関する実態調査」によると、生成AIへの期待は高く、全体の約7割が業務システムとの連携を希望していることが明らかになりました。一方で、「業務フローへの組み込み」や「システム連携」の面での課題も顕在化しています。
調査概要
調査は2026年3月9日から10日にかけてインターネットを通じて行われ、情報システム、DX推進、業務部門、経営職の方々から120件の有効回答を得ました。調査の結果、生成AIの本格的な業務活用はまだ限定的であることが示されました。
業務活用の実態
生成AIを「業務で本格的に利用している」または「一部業務で利用している」と回答した企業は全体の約27%にとどまり、残る約73%は「PoC・試験導入段階」や「個人利用にとどまっている」状態です。特に「使えている」と感じているのは約3割に過ぎず、「使えていない」との声が多数を占めています。これは、多くの企業が生成AIの活用の入口にいることを反映しています。
課題とその原因
調査結果では、「業務フローへの組み込み」が最大の課題であることが報告されています。他にも「業務システムとの連携」ができていないことや、「データの受け渡しが手作業になっている」という問題が見受けられます。これらは生成AIの性能そのものではなく、業務との連携や運用面に課題があることを示しています。
連携に対する積極的な姿勢
興味深いことに、74%以上の企業が業務システムとの連携に前向きな姿勢を示しました。具体的には、データの検索や問い合わせ、データの登録・更新といった業務内容での連携を希望しています。これは生成AIの業務システムへの直接アクセスに対する期待感とも連動しています。
希望するガバナンス整備
また、生成AIが業務システムに直接アクセスすることに対しては約60%の企業が「積極的に活用したい」または「条件付きで活用したい」と回答しました。その条件としては、権限管理や操作ログの確保、実行前の人による確認などの整備が求められています。
情報システム部門の重要性
調査では、生成AI時代の情シス部門の役割について「より重要になる」との回答が最も多く、企業内での期待が高まっていることが伺えます。しかし、客観的データが不足しているとの報告もあり、意思決定における壁となっていることが示唆されています。このため、エビデンスベースの情報整備が急務です。
結論として
株式会社ストラテジットは、生成AIの期待と活用意向が広がっている一方で、業務フローへの組み込みやシステムとの接続方法に関する課題が依然として存在することを指摘しています。今後、これらの課題を解決するための取り組みが求められます。
JOINT AI Flowについて
ストラテジットが提供する「JOINT AI Flow」とは、生成AIと業務システムを柔軟かつ安全に結びつけるためのプラットフォームです。110を超えるコネクタにより、主要なSaaSや業務システムと迅速に連携でき、業務の効率化を図れます。このツールは企業の持続的な成長に寄与するものと期待されています。
会社概要
ストラテジットはAIとシステム連携、業務コンサルティングを手掛ける企業です。AIとSaaSを活用し、すべての企業にその力を届けることを目指しています。