株式会社天地人がマレーシアで衛星データを活用した水道管理ソリューションを展開

株式会社天地人がPWS社と提携

JAXA認定の宇宙ベンチャー、株式会社天地人が、2025年5月1日にマレーシアの水道ソリューション大手、Premier Water Services（PWS社）と提携しました。このパートナーシップは、衛星データとAI技術を駆使した漏水リスク評価サービス、「天地人コンパス宇宙水道局（KnoWaterleak）」のマレーシア市場への導入を加速するものです。

背景とコンセプト

マレーシアの水道インフラは老朽化が進んでおり、漏水問題が深刻化しています。天地人コンパス宇宙水道局は、これらの課題に応えることを目的とした水道DXソリューションです。地球観測衛星やビッグデータを活用し、水道業界における効率的な管理と運用を実現します。

PWS社について

PWS社は、マレーシア最大の水道事業者であり、広範なネットワークを活用して、国の水道事業に携わっています。彼らと提携することで、天地人コンパスの導入が促進され、マレーシア国内の水道インフラに革新的な変化をもたらすことが期待されます。具体的な成果としては、漏水対策の向上や水資源の効率的な管理が挙げられます。

期待される効果

このパートナーシップにより、以下のような成果が見込まれています。

- 水道インフラへの天地人コンパスの導入促進
- 漏水対策の向上
- 水資源の保全と維持管理の効率化

特に注目されるのは、AIを用いた解析を通じて、水道事業における運用方法が変わる可能性です。マレーシアの水道事業者は、衛星データを基に、よりスマートで効率的な管理が実現できるでしょう。

PWS社のコメント

PWS社のMr. Desmond Lim氏は、今回の提携に自信を持っています。「天地人コンパスの技術が、マレーシアの水道事業に革新をもたらすと確信しています。このパートナーシップが、よりスマートな水管理へとつながるでしょう。」と述べています。

今後の展望

株式会社天地人の事業開発統括、西山陽平氏は、今回の提携を東南アジアへの進出の重要な一歩として位置づけています。彼は、「私たちは、衛星データや環境データを活用し、水資源の管理を進化させる技術を現場で実証していきます」と話しています。この取り組みは、マレーシアのみならず、東南アジア全体の持続可能な水インフラ構築にも寄与すると期待されています。