信頼性向上の取り組み
2025-10-30 15:09:27

結婚相手紹介業界の信頼性向上に向けたコンプライアンス講習会の取り組み

結婚相手紹介業界の信頼性向上への取り組み



一般社団法人日本結婚相手紹介サービス協議会(JMIC)は、2025年10月22日に「カスタマーハラスメントを生む土壌を作らないために!」というテーマのもと、婚活に関わる従業者向けのコンプライアンス講習会をオンラインで開催しました。この講習会では、法律に基づく正しい知識を学び、業界の信頼性をさらに高めるための取り組みを行っています。

JMICの役割とは?


JMICは日本各地の主要な結婚相談所やそのグループが加盟する国内唯一の業界団体であり、結婚相手紹介サービス業の健全な発展を目指して定期的に様々な講習会を実施しています。これにより、加盟事業者が法令を遵守し、顧客満足度を向上させるための知識を身に付けることができるのです。

コンパライアンス講習会の内容


この度の講習会には、消費者庁の消費者制度課での勤務経験を持つ弁護士の大塚陵先生が講師として登壇されました。大塚先生は、特定商取引法、景品表示法、個人情報保護法に関するポイントを解説し、結婚相談所が直面する具体的問題についてアドバイスを提供しました。

講習内容の詳細


講習は3つのセクションに分かれていました。まず、契約締結前の注意点として、広告表示における優良誤認を避けるための適切な満足度調査のあり方や、過去に行政処分を受けた事例などが紹介されました。また、契約中の注意点では、ロマンス詐欺や投資詐欺など会員間トラブルに対する運営者の責任について触れました。契約終了時のポイントとしては、クーリング・オフの仕組みや、中途解約時の料金の精算に関する注意事項が挙げられました。

特に、オンラインでの契約手続きにおいて契約書面の交付がダウンロード形式では法的要件を満たさないため、書面での交付が必要である点が強調されました。この講義は、参加者からのリアルタイムのチャットでの質問を通して、さらに具体性を増すことができました。

参加者の反応


講習会が終了すると、参加者からは「クーリング・オフについて詳細を理解できた」「契約書の違いを明確に学んだ」といった感想が寄せられました。また、今後の業務に役立てるための具体的なアドバイスも得られたようで、非常に価値のある時間だったという声が多くありました。

JMICの今後の展望


JMICは、結婚相手紹介サービス事業者およびそのスタッフのスキルアップを図り、業界全体の信頼性を向上させるため、今後も継続的に講習会を開催していく方針です。毎年、結婚相談所を経由して多くの方々が結婚されており、その数は年々増加しています。これは、信頼性の高いサービスの提供が顧客の満足に繋がっている証左でもあると言えるでしょう。

結婚相談所を利用して成婚された方の数は、2013年には21,000人から2023年には約35,000人に増加し、2024年には年間約36,000人に達する見込みです。国内全体の婚姻件数の減少が続く中で、このような増加の背景には、JMICが提供する信頼あるサービスがあるのです。

まとめ


結婚相手紹介サービス業界は、信頼性を維持・向上させるために、継続的な取り組みが求められています。コンプライアンス講習会を通じて、業界全体の質を高め、参加事業者の信頼性を強化することがJMICの重要な使命です。今後の活動に期待が寄せられています。


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