東京・人事図書館での読書会を振り返る
2024年2月1日、東京の人事図書館にて、株式会社Trustyyleが主催する第2回ABD読書会『Learn Better』が開催されました。人事図書館は、グループの読書体験と対話を通じて、参加者一人ひとりの能動的な学びを促進する場です。
ABD(アクティブ・ブック・ダイアログ)とは
ABDは、一般社団法人アクティブ・ブック・ダイアログ協会が普及する読書手法で、読書を苦手とする人でも、また本好きな人でも、短時間で内容が把握できる新しいアプローチを提供します。この手法により、参加者は本を分担して読み、それを共有することで、深い学びが得られます。
本を「切り離し」、各自で分担読書し、要約し、発表した後に共有化するというプロセスを経ることで、参加者同士のコミュニケーションが活性化されます。これにより、著者のメッセージの理解が深まり、気づきや学びが得られるのです。
イベントの流れと参加者の体験
この日の読書会では、アーリック・ボーザー著『Learn Better』がテーマに選ばれました。参加者はこの本を通じて、学び方の本質について対話を重ねました。ボーザーは、学習困難を抱えながらも、多くの研究を基に「学び方」の本質を探求しています。彼の提唱する学習方法は、リスキリングやアップスキリングが重視される今日、特に価値のある内容と言えるでしょう。
参加者たちは、読書のプロセスを通じて新たな視点を得ることができ、また他者との関わりを通じて、自分の理解を深める良い機会となりました。グループでの対話が活発に行われ、互いの意見を交わすことで、新たなアイデアや発見が生まれる姿が見受けられました。
人事図書館の理念と運営
人事図書館は、匿名性と営業禁止というルールの下で運営されており、メンバー間の関係は非常に自由でオープンです。今回のイベントを呼びかけたのは、ファシリテーターでもあるハルさん。彼女の情熱がこの場を盛り上げ、参加者たちに活気をもたらしました。
人事図書館では、今後も多くのイベントが予定されており、メンバーが互いに学び、成長していくためのプラットフォームとして重要な役割を果たしています。次回のイベントにも多くの新しい仲間が参加し、学びの輪が広がっていくことを期待しています。
まとめ
このように人事図書館でのABD読書会は、単なる本の読み方ではなく、グループでの対話を通じた能動的な学びの体験を提供します。これからの社会で求められる学び方を見つめ直し、自らの成長に活かすための貴重な機会になったことは間違いありません。人事図書館は、今後も新たな知見を生み出す場として、様々なイベントを通じて、参加者をサポートしていくことでしょう。