株式会社NSJAPAN、成長体制の強化に向けて元銀だこCFOを招く
東京都千代田区に本社を置く株式会社NSJAPAN(代表取締役:内藤脩平)は、法人向け営業研修SaaS事業において、事業の成長段階に応じた経営管理体制を強化すべく、元上場企業である銀だこのCFOを務めた畔上淳氏を外部顧問CFOとして迎え入れることを発表しました。この人事異動は、NSJAPANが新たなステージに突入し、従業員の潜在能力を最大限に引き出す「人的資本経営」を推進する一環であり、事業の拡大および持続的成長に向けた大きな一手とされています。
 成長フェーズの転換
NSJAPANは、2023年の設立から中小企業やベンチャー企業向けの営業研修および新規事業支援を手掛け、着実に成長を遂げてきました。特に、2025年7月にリリース予定の新サービス『Sales Knowledge Lab』は、研修コンテンツとSaaSを融合させたものであり、さらなるサービスの拡充が期待されています。このようなモデルの転換と事業領域の拡大は、NSJAPANが新たな成長段階へと進化する要因と言えるでしょう。
近年では「人間力」や「対話力」といったヒューマンスキルの重要性が改めて強調されており、これに伴い従業員を資本として捉える「人的資本経営」の重要性が高まっています。NSJAPANでは、「人の力で強くする」という理念のもと、この潮流に柔軟に対応した組織力の強化を進めています。しかし、事業規模の拡大に伴い、取引や予算管理が複雑化しているため、経営管理基盤の整備やバックオフィス業務の高度化が求められていました。このような状況で社外CFOを迎え入れることにより、財務の専門家の知見を活用し、経営管理を強化し持続的な成長を支える狙いがあります。
 畔上氏起用の理由
今回の外部CFO起用は、資金調達戦略の立案や財務データの分析・管理、法務・労務の管理体制を整える目的があり、人事や総務などの管理部門全体を統括することが期待されています。特に畔上氏の豊富な実績とインフラづくりにおける貢献は、NSJAPANにとって貴重な資産になるでしょう。彼は過去に上場企業でCFOとして数々の成功を収めており、信頼性の高い人物です。特に健康食品ECのケンコーコムでの経験や、たこ焼きチェーン「銀だこ」を運営するホットランドでの経営管理本部長としての実績は、NSJAPANにとって大いにプラスになるでしょう。
 想定される効果
畔上氏が参加することにより、中長期的な資本政策が精緻化され、株式発行や融資など必要な資金調達手段を検討・実行できる体制が整います。それにより、法人の成長に必要な資金の円滑な確保が期待され、将来的にはIPOを視野に入れた企業価値向上へもつながるでしょう。また、財務データをもとにした経営の「見える化」が進むことで、企業財務の透明性が高まり、株主や投資家への説明責任が果たしやすくなります。
非連続成長への対応力が強化されることで、M&Aや事業提携、新規事業投資に対する戦略的アプローチが可能になり、NSJAPANは人的資本を基にしつつも従来の枠を超えた成長を実現することが期待されます。
 畔上氏のプロフィール
畔上淳氏は慶應義塾大学在学中に公認会計士に合格、その後、様々な企業で財務戦略の陣頭指揮を執ってきました。特にホットランドでの経験は、M&Aや買収後の統合プロセスなど多岐にわたり、NSJAPANの経営基盤を強固にするための旨味となることでしょう。
 コメント
NSJAPANの代表取締役内藤脩平は、畔上氏を迎え入れることが、同社が更なる成長段階へと進むための重要な一手であると述べ、「経営管理体制を強化し、人としての資本を最大限に活かすことで、非連続的な成長と企業価値の向上を実現する」と抱負を語りました。畔上氏もこのビジョンに共感し、全力で取り組む所存です。
NSJAPANの今後の展開に期待が高まります。