トラスト・エールの取り組み
2025-03-07 14:49:54

地域の文化遺産を守る新プログラム、トラスト・エールの取り組み

地域の文化遺産を守る新プログラム、トラスト・エールの取り組み



日本の文化遺産が厳しい状況にある中、その保存と活用を促進するための新たなプログラム「地域遺産支援プログラム(愛称:トラスト・エール)」が、公益財団法人日本ナショナルトラスト(JNT)によって開始されます。このプログラムの背景には、人口減少や過疎化などによる担い手不足、地方財政の閉塞感が潜んでいます。これらの課題を解決するため、地域の文化遺産を次世代に受け継ぐ仕組みづくりが急務です。

文化遺産の保存が直面する課題



日本各地で文化遺産を守る地域団体が直面しているのは、ただ単に資金不足という問題だけではありません。厳しい財政状況のもと、担い手基本強化や地域の歴史的背景を理解し、広く発信するためのノウハウが不足しています。こうした状況下で地域文化を守ることは、さらなる地域の衰退を招く懸念もはらんでいます。

トラスト・エールの支援内容



2025年度から始まるこのプログラムは、全国四つの民間団体が採択され、それぞれの地域の特色を活かしながら文化遺産の保存と活用に取り組んでいきます。支援内容は多岐にわたります。具体的には、既存のノウハウやネットワークを活用して、担い手の確保、資金調達の支援、組織基盤の強化を行います。JNTはコーディネーターとして、各団体に必要な専門家を派遣し、課題解決に向けて伴走支援を行うことにします。

採択された団体のご紹介



今回採択された四つの団体は、地域の特色を活かした取り組みを展開します。この中には、茨城県つくば市の「NPO法人 矢中の杜の守り人」があり、旧矢中家住宅を対象として文化と防災でつながる地域遺産保全体制の構築を目指します。加えて、鳥取県西伯郡では門脇家住宅の持続可能な活用が課題とされ、北海道の滝上町ではハッカ文化をテーマにした地域遺産の保存が進められます。また香川県東かがわ市では、空き家を活用した町家マッチングプロジェクトが進行中です。

今後の展望と期待



JNTはこのプログラムを通じて、地域が自立して文化遺産を保存・活用できる仕組みを築くことを目指しています。この取り組みが成功することで、地域文化への理解や関心が広まり、地域の活性化に繋がることが期待されています。

このプログラムは助成金を提供するものではなく、各団体が自ら資金調達を行う必要がありますが、年間最大100万円の範囲内で専門家の派遣を受けることが可能です。

JNTの役割とこれから



公益財団法人日本ナショナルトラストは、1968年に設立され、文化財や自然の保護・活用を目指して活動を続けています。この信念のもとに、地域の文化遺産が次の世代へと受け継がれるよう、今後も力強くサポートを行ってまいります。地域での文化遺産の保存活動がどのように進化していくか、私たちも一緒に見守っていきたいですね。


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