新宿のAWASE galleryで開催される「私たちは、みんなカケラだ」展示の魅力とは
2026年1月10日から1月25日まで、東京・新宿のAWASE galleryで展開される特別展示「We Are All Fragments -私たちは、みんなカケラだ-」。この企画は、株式会社CACLとAWASE galleryの共催で行われ、アートを通じて社会的なノイズや課題に対する新たな視点を提供する試みが盛り込まれています。さらに、期間中には子供を対象とした陶磁器のワークショップも開催され、参加者が自らの手でアートに触れる貴重な機会が設けられています。
企画の中心
本展示は、『one mesh』シリーズを中心に、CACLがこれまで行ってきたさまざまなプロジェクトや作品を一堂に紹介します。この中で、特に注目されるのは、2025年に発表された株式会社LIXILと有限会社永山祐子建築設計とのトリプルコラボが実現した黒瓦の建材サンプル「textone-NOTO-KAWARA」です。これにより、既存の価値観を再考させる新しい空間とともに、作品の多様性と独自性を示しています。
開催イベントの詳細
展覧会の目玉として、以下のイベントが企画されています。もっとも注目されるのは、子供たちの創造性を引き出すためのワークショップです。このワークショップでは、規格外の九谷焼や能登地震で割れた陶磁器片を用いて、箸置きの制作を行います。詳しい日程は、1月12日に行われるもので、午前の部と午後の部があり、それぞれ参加者を募集しています。参加料は税込6,500円(intoART会員は5,500円)で、親子参加も推奨されています。
ワークショップの詳細
- - 日時: 1月12日(月・祝) ①10:30〜12:00 ②13:30〜15:00 ③15:30〜17:00
- - 対象: 小さなお子様から高齢者まで(親子参加可)
- - 参加人数: 各部10名(中学生以下には保護者1名同伴可)
- - 申込: 応募フォーム
トークセッションも実施
加えて、ワークショップの他に、興味深いトークセッションも行われます。1月14日には「社会課題のデザイン手法」というテーマで、建築家やデザインの専門家が新たな解決策を探求する内容です。このセッションでは、社会的な価値を創造するためのデザインのアプローチについて話し合われます。また、1月19日には「芸術は”フラグメント”をいかにつなぎ合わせるか?」というテーマで、アートの可能性を探求するナンバーも控えています。これらのセッションは無料で行われ、参加条件として予約が必要です。
空間を楽しむ
この展示とイベントを通じて、訪れる方々には多様な視点や感性がもたらされることが期待されています。ギャラリーではアートと建築が交わる場として、多くの人の新たな発見を促す空間が提供されております。展示ディレクターの中村幸介氏も、CACLの活動を通じて、さまざまな価値観や意識の“カケラ”を繋ぎ合わせる重要性を強調しています。
「私たちは、みんなカケラだ」というテーマのもと、多くの参加者が新しい体験をし、心に残る思い出を持ち帰れる展覧会になっています。ぜひ新宿のAWASE galleryで、アートとその背後にあるストーリーを感じてみてはいかがでしょうか。
企画展の基本情報
- - 会期: 2026年1月10日(土)〜1月25日(日)
- - 時間: 12:00〜19:00
- - 入場: 無料
- - 会場: AWASE gallery プロジェクトスペース「On」 (東京都新宿区新宿3丁目32−10 松井ビル8F)
- - 公式サイト: AWASE gallery
この特別展示がもたらす価値やインスピレーションを、ぜひ直接体験してみてください。新しい発見が待っています。