地域と自然が融合した新たな集いの場「スターバックス那覇鏡原店」2025年オープン

2025年9月1日、沖縄に新たな集いの場であるスターバックスコーヒー那覇鏡原店がオープンします。これは、那覇市の漫湖公園の鏡原側に位置する県内初の公園内店舗で、地域の豊かな自然と共存しながら、地域の人々が集まる場を提供します。このプロジェクトは、地元企業の株式会社オーエスディーとの共同企業体によって実現しました。

この新しいお店が位置する漫湖公園は、ラムサール条約に登録された環境豊かな湿地で、多様な生態系を楽しめるスポットです。地域の皆様が集まる「公民館」のような役割を抱えた店舗づくりを目指し、自然と人の交流を大切にした空間を設計しました。

店舗は、周囲の景観に配慮しつつ、既存の木々や地形を活用した配置になっています。大きな窓やテラス席からは、ガジュマルの木や芝生の緑が望め、リラックスした時間を過ごせます。また、沖縄のコミュニケーションを象徴する「ゆんたく」（おしゃべり）用の大きなテーブルや、窓際に設置されたソファ席など、様々なニーズに応じた席が用意されています。訪れるお客様は、その日の気分やシーンに応じて好きな席を選ぶことができます。

店舗の一部は、地域に根ざした琉球松が使用され、そこに地域とのつながりを表現しています。また、壁面には手書きでコーヒー農園やそれに住む動植物のイラストが施され、店舗と公園とのシームレスな関係を示しています。このように店舗は、ただのコーヒー店にとどまらず、地域の文化や環境に寄与する空間を目指しています。

さらに、店舗は環境配慮型店舗の国際認証「Greener Stores Framework」を取得予定で、持続可能な店舗づくりを目指します。水の使用量やCO2の排出削減に貢献する取り組みにも力を入れています。

この店舗の目的は、集いの場を提供するだけでなく、地域の未来を築くための活動を育むことです。「ござを活用した場づくり」やワークショップ、テイスティングパーティなどを通して、沖縄の文化を体験する機会を作り出し、地域の交流を促進します。また、公園内にコンポストを設置し、コーヒー豆の廃棄物やマングローブの植えたちを利用して地域の資源循環にも寄与することを計画しています。

私たちスターバックスコーヒー那覇鏡原店は、コーヒーやティーを通じて人々のつながりを大切にし、地域コミュニティの集いの場となることを目指して努力していきます。地域と共に未来を育むパートナーになれるよう務めていきます。