フォージビジョンと伊藤忠テクノソリューションズが提携、「StageCrew™」でシステム運用を革新

フォージビジョンと伊藤忠テクノソリューションズの業務提携

1. はじめに

2023年、フォージビジョン株式会社が伊藤忠テクノソリューションズ株式会社と提携し、クラウドサービス「StageCrew™」の販売およびソリューション提供を強化することを発表しました。これにより、今後のシステム運用における課題解決を効率的に進めることが期待されています。

2. 提携の背景

最近の企業システム運用では、システムの状態をリアルタイムに把握し、安定的に稼働させるための「オブザーバビリティ」の概念が重要視されています。この背景には、システムの細分化や多様化があり、結果として多くの監視ツールやログ管理ツールが必要となっています。しかし、この情報収集と原因分析のプロセスは多くの時間を要し、その結果として運用の効率性や省力化が求められています。加えて、AI技術の導入が進んでいることも、この課題解決の手助けとなっています。

3. 「StageCrew™」のご紹介

伊藤忠テクノソリューションズが提供する「StageCrew™」は、システム監視やログ収集に関連する各種ツールと連携し、マルチモーダルAIを活用して情報を自動で統合・分析するクラウドサービスです。このシステムにより、情報収集の効率化やインシデント発生時の対応フローの可視化が実現され、オブザーバビリティの向上が図られます。

4. フォージビジョンの役割

フォージビジョンは、Amazon Web Services（AWS）をはじめとしたクラウド活用技術やシステム開発のノウハウを元に、「StageCrew™」の導入支援を行います。また、DevOps支援の経験を活かし、システム運用の最適化を推進することで、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させるための体制を構築します。

5. 業務提携に関するコメント

伊藤忠テクノソリューションズの田中久智氏は、この提携によって「StageCrew™」を通じてシステム運用の現場での課題をよりしっかりと支援できると述べています。また、フォージビジョンのノウハウを活用して、AIをシステム運用における鍵とすることで、より効率的な運用が可能になると、自信を持って説明しています。

一方、フォージビジョンの代表取締役、喜多泰祐氏は今回の提携をとても喜んでおり、より効率的かつ効果的なシステム開発・運用サービスを提供できることを嬉しく思っています。最新のAI技術をシステム運用に取り入れることで、顧客の運用の強化と発展に寄与できると確信しています。