埼玉・長瀞町でAIアバター「とろにゃん」による窓口案内が始まる
埼玉県長瀞町は、独自の取り組みとしてAIアバターサービス「うちのAI Avatar」を導入し、マスコットキャラクター「とろにゃん」を3Dアバター化した実証実験を開始しました。このプロジェクトは、自治体窓口と観光案内におけるAI技術の活用事例として全国初の試みとなります。
自治体窓口の新しい形
これまで長瀞町には、総合案内窓口がなく、役場には多様な観光客からの問い合わせが寄せられていました。特に外国人観光客が増加する中で、住民と観光客のニーズに応えられるよう、長瀞町では新たに「とろにゃん」が窓口の一部として導入されることになりました。
実証実験の目的
本実証実験は、親しみやすい「とろにゃん」をAIの顔とすることで、誰でも気軽に話しかけられる窓口を実現し、15言語に対応して行政手続きから観光情報の案内までを行うことを目指しています。これにより、地域の多様なニーズを効率的にサポートします。
実験の詳細
この実証実験は、2026年3月27日から8月末まで行われ、最初の2か月は長瀞町役場1階ロビーに設置され、その後は観光案内所に移行します。利用は無料で、サイネージに表示された「とろにゃん」に話しかけるだけで、多言語に対応した案内が受けられます。
AIの技術背景
JetBが開発した「うちのAI Avatar」は、ChatGPTベースの自然言語処理を活用しており、従来のシナリオ型チャットボットとは異なり、利用者の意図を理解し柔軟な回答が可能です。また、自動で15言語に対応する機能や、高速応答技術により、待ち時間を感じさせない体験が提供されます。
実証実験で検証するテーマ
今回の実験では、住民サービスへの効果や多言語対応の実用性、業務効率化の貢献、観光振興との連携について検証を行います。これにより、役場の職員の負担軽減を図るとともに、観光客への情報提供の質を向上させていきます。
今後の展望
実証実験の結果を受け、AI窓口案内の精度向上を図ります。その後、他の自治体や公共施設への展開も視野に入れており、多くの地域に向けた情報提供のモデルケースとなることが期待されています。長瀞町の取り組みが成功すれば、他の地域でも同様の技術導入が進むかもしれません。
「うちのAI Avatar」について
「うちのAI Avatar」は、AIアプリケーションの一形態で、法人向けに開発された対話型AIエージェントです。専用のAIを構築するためには専門知識は不要で、既存のデータをそのまま活用可能という利点を持っています。一部の業務効率化を推進し、観光案内や接客など様々なシーンで利用されています。
このように、埼玉県長瀞町のAIアバター導入は、地域住民と観光客双方の利便性を向上させるための新たな試みとして注目です。今後どういった展開が待っているのか、注視していきたいところです。