災害時の情報確認をスムーズにする新機能「Bois」のアップデート
国際航業株式会社が提供する防災情報提供サービス「Bois(ボイス)」が、2026年4月に無償版にて大幅アップデートを実施しました。これにより、災害調査活動で撮影された航空写真をより迅速に確認できるようになりました。利用者の声を反映した使いやすいUI(ユーザーインターフェース)の改良が主な特徴となっています。
背景と課題
近年、激甚化し、広域化する災害に伴い、航空写真の撮影枚数が増えており、これによりサイト上には多数の被災情報が掲載されています。しかし、「膨大な画像群から必要な情報を効率的に見つけること」が大きな課題となっています。利用者からは、「大量の写真から見たいものを特定したい」「地図と写真を同時に分析したい」といったニーズが寄せられていました。
アップデートの主なポイント
「Bois」のアップデートでは、以下の機能拡充が行われています。これらは「視認性」と「検索性」の向上を目的としており、ユーザーにとってさらに便利なツールとなっています。
1.
背景地図の高度化
国土地理院のオルソ画像と重ね合わせが可能になり、重要なインフラ(道路や河川、建物)の視認性が向上。周辺の状況を正確に把握できるようになりました。
2.
サムネイル一覧表示
大量の写真をサムネイル形式で一覧表示する機能が追加され、見たい写真を直感的に選んで、地図上の撮影地点へワンクリックで移動できるようになり、情報確認のスピードが格段にアップしました。
3.
マルチウィンドウ(画面分割)モード
地図、航空写真、図郭範囲を同一画面に表示し、写真が地図を隠すことなく、位置関係や詳細を同時に確認することが可能です。
4.
シンボル表示の最適化
撮影位置を示すアイコンを直感的に示す「矢印形式」に刷新され、閲覧中の写真に関連するアイコンが強調表示されることで、位置の誤認を防ぎます。
5.
連続閲覧と地図の連動
クリックや方向キーを使って前後の画像へスムーズに切り替えができ、その際に地図上の位置も強調表示されるため、現在地の特定も容易です。
これらの新しい機能により、災害時の状況把握が格段に向上し、利用者の方々にとって、大変重要なツールとなるでしょう。
今後の展望
今後も国際航業は利用者のフィードバックを基に、柔軟にサービスを改善し、誰もが利用しやすい環境を提供することを目指しています。空間情報を活用することにより、災害時における迅速な状況把握とより安全な社会の実現に寄与してまいります。
【無償版Boisについて】
「Bois」は2020年8月にBCP/BCM支援ツールの一部機能を無償で公開し、誰でも専用ソフトや登録不要で地図上のプロットをクリックするだけで被災地の状況を確認できるサービスです。全国から迅速なデータ公開が可能な体制が整っています。
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国際航業では、大規模な災害発生時に撮影した航空写真をウェブサイトに載せるだけでなく、公式Xアカウントを通じて速報を配信しています。最新情報をいち早く入手するために、ぜひ公式アカウントをフォローしてください。