熊本県産木材の利用促進に向けた協定締結の取り組み

熊本県産木材の新たな活用法

株式会社スペースエージェンシーが、地元のウイング株式会社および株式会社伊万里木材市場と協力し、熊本県との間で県産木材の利用促進に関する協定を締結しました。この協定は、地域の森林資源を活用し、環境保護や地域経済の振興を図ることを目的としています。

協定締結の背景

熊本県は、豊かな自然環境に恵まれています。森林資源の豊富さを活かし、地域資源を最大限に活用することが重要です。県内の木材を使用することで、輸送に伴うCO2削減や地元産業の活性化に寄与することを目指しています。これらの取り組みは、SDGsの理念にも合致しており、持続可能な社会の実現に向けた一歩でもあります。

県産木材活用のメリット

協定の締結により、以下の5つのメリットが期待されています：

1. CO2排出削減：県産木材の利用を通じて輸送時の二酸化炭素排出を大幅に減らすことが見込まれています。これにより、環境への負荷を軽減し、持続可能な未来に貢献します。
2. 地域経済の発展：地元の木材産業を支えることで、地域経済の活性化を実現します。
3. 森林の新陳代謝促進：適切な方法で伐採を行うことで、新たな植林が可能になり、森林の健康な成長を促します。
4. 流通の可視化：木材の流通過程を明確にすることで、消費者に対して安心感を提供します。
5. 仮設住宅の質向上：災害時に仮設住宅に木材を使用することで、被災者の生活環境を向上させることが狙いです。

各社の役割

協定においては、各社が特定の役割を果たしています。スペースエージェンシーは、PACOというコンパクトな住宅建設に県産木材を活用し、災害時にも安定的な住宅供給ができる体制を整えています。ウイング株式会社は、合法的に伐採された木材を供給し、短期間で県産材を使用した木製パネルの提供を広げます。また、伊万里木材市場は、伐採後の再造林を推進し、循環型の森林経営を進めています。

PACO（パコ）とは

「PACO」は、個人空間を重視した小さな住宅の概念です。家族で住むという従来の考え方を超え、最小限の生活空間を提案します。災害時には避難施設としても機能し、輸送や移築が可能です。高度な住宅を提供しつつ、地域とともに持続可能な社会の実現を目指しています。

お客様の幸せを追求

スペースエージェンシーは、生活の根幹である住まいを提供することで、地域を活性化したいと考えています。高品質な住宅を提供し、楽しく、そして賢く暮らせる社会を実現していく努力を続けています。青空の下で広がる熊本の豊かな自然と共に、地域資源を無駄にせず、持続可能な未来を見据えた取り組みが進められています。