迫力の演技が再びスクリーンに
2023年8月1日、TOHOシネマズ日比谷において、名優ジリアン・アンダーソンが主演する不朽の名作『欲望という名の電車』が再上映されます。この作品は、テネシー・ウィリアムズの原作に基づいており、2015年に日本で初めて上演された際には圧倒的な演技と革新的な演出により、多くの観客を魅了しました。
待望の再登場
『欲望という名の電車』は、上流階級から転落したブランチが姑の住むニューオーリンズへと戻る物語です。彼女は義弟スタンリーと遭遇し、幻想と現実の狭間で繰り広げられる心理的葛藤は圧巻です。アンダーソンによる繊細で狂気を含んだ演技は、この作品の最大の魅力の一つであり、今回もスクリーン越しにその迫力を体感できます。
360度回転するステージで実現された舞台は、観客をブランチの精神世界へと引き込む臨場感があり、まさに演劇の新たな可能性を見せている作品です。ブランチの心の葛藤を描くこのストーリーは、今なお多くの人々に感銘を与え続けています。
脇を固める豪華キャスト
ジリアン・アンダーソンに加え、スタンリー役にはベン・フォスター、ステラ役にはヴァネッサ・カービーが出演します。それぞれのキャラクターが生み出す緊張感とドラマは、見逃せません。また、2015年のローレンス・オリヴィエ賞では、最優秀リバイバル賞を受賞、アンダーソン自身も最優秀女優賞にノミネートされるなど、その評価は折り紙付きです。
福岡でも新作上映が決定
さらに、福岡県でも、ナショナル・シアター・ライブの新作『真面目が肝心』と『博士の異常な愛情』の上映が決まりました。『真面目が肝心』は7月11日から、次いで『博士の異常な愛情』が9月5日からTOHOシネマズ天神で公開される予定です。
『真面目が肝心』はオスカー・ワイルド原作のコメディで、超真面目なジャックが恋に落ちるドタバタ劇で、観客を笑いに誘います。一方で『博士の異常な愛情』はスタンリー・キューブリックによる名作が舞台化され、シュールな展開が話題です。いずれの作品も、観客を魅了すること間違いなしです。
今後の予定と公式情報
再上映される『欲望という名の電車』を始め、ナショナル・シアター・ライブの作品は全国各地で上映が行われています。興味のある方はぜひ、公式サイトをチェックして最新情報を見逃さないようにしましょう。
公式ウェブサイト:
ナショナル・シアター・ライブ
映画館や地域によっては、さまざまなユニークな上映も行われるため、各地の上映スケジュールを確認し、ご自身の観劇プランを立ててみてはいかがでしょうか。