日本ストライカー株式会社の新製品「Pangea」
日本ストライカー株式会社が、骨折治療用プレーティングシステム「Pangea」を10月から発売することを発表しました。この製品は、骨折した部位を効果的に固定するために設計された金属製プレートとスクリュー、そして手術器具の一連のシステムを含んでいます。
「Pangea」は、上腕骨・大腿骨・脛骨・腓骨といった骨折部位の治療に対応した、合計20種類のアナトミカルプレートをラインアップしており、患者一人ひとりの状態に応じた柔軟な治療が可能です。
商品の特長
10月に発売される「Pangea」の第1弾には、上腕骨、大腿骨、腓骨用のプレートが含まれ、今後さらに脛骨用プレートや汎用性の高いUtilityプレートの展開が予定されています。この新システムは、既存の髄内釘システムや創外固定装置と組み合わせることで、外傷治療の分野におけるトータルソリューションを提供し、医療の質の向上を目指します。
開発のバックグラウンド
「Pangea」は、30,000件を超える臨床データをもとに、実績のある整形外科医の知見と共に開発されました。このシステムでは、チタン合金製プレートとコバルトクロム合金製ロッキングスクリューの硬度差を利用することで、強力に骨折部位を固定します。
また、「バリアブルアングルロッキングテクノロジー」を導入しており、スクリューの挿入角度は最大30度まで自由に調整可能。これにより、手術中に理想的なスクリュー位置を確保することができ、より確実な固定を実現しています。
手術の効率化
さらに、「ハイブリッドロッキング・コンプレッションホール」の採用により、骨折部位の状態に応じてロッキングスクリューとコンプレッションテクニックを使い分けることが可能です。これにより、各骨折形態に最適な治療法を選択しながら、手術の効率も高められます。
医療の未来を見据えた取り組み
「Pangea」の登場は、ストライカーが提供する骨折治療のポートフォリオを大幅に拡充し、これまで以上に医療現場のニーズに迅速に対応するものです。これにより、医療従事者と患者の双方にとって、より良い治療環境を実現することに貢献していくでしょう。
企業の概要
日本ストライカー株式会社は、アメリカのストライカーコーポレーションの日本法人で、医療テクノロジー分野におけるグローバルリーダーとして知られています。革新的な医療機器とサービスを提供し、毎年世界中で1億5千万人以上の患者に貢献しています。詳しくは公式サイトを訪れてください。
ストライカー公式サイト