営業活動を変革するAIエージェント「Effic」の一般公開開始
株式会社Effic(本社:東京都豊島区、代表取締役:菅藤達也)が、営業支援AIエージェント「Effic」の一般公開を開始しました。このAIエージェントは、オンライン商談の会話を構造化し、従来営業担当者の個人の感覚に頼りがちだった暗黙知を組織の資産として活用することが可能です。半年間に5,000件の商談データを用いたテストでは、その有効性が実証され、多くの企業が早くも有料での利用を開始しています。
オンライン商談時代の課題
オンライン商談が普及する中で、営業担当者は商談数を増加させる一方で、商談の内容を振り返ったり、知識を共有することが難しくなっています。特に経験の浅い営業担当者は、必要な情報を適切に報告することが困難で、時間の制約がそのハードルをさらに高めています。また、商談の録画や文字起こしが進行しているものの、得られたデータを組織で有効に活用することができず、貴重な顧客の「本音」や反応が記録されずに消えていくことも少なくありません。このような現状が、営業活動を属人的なスキルに依存させる要因となっています。
Efficの商談構造化技術
「Effic」は、商談中の会話を解析し、顧客のニーズやフィードバックを構造化する独自の技術を搭載しています(特許出願中)。このエージェントは、ただの効率化ツールではなく、営業の暗黙知を可視化し、それを組織の学習資産として蓄積、継続的に活用することを目的とした統合的なAIです。
Efficの主要機能
1.
商談前: 企業調査を通じて、事前に相手企業の事業概要や業界トレンド、経営課題を整理します。
2.
商談中: インテリジェントなヒアリングを支援し、重要な質問項目をナビゲートします。また、次に尋ねるべき質問や提案のヒントを即時に提示。
3.
商談後: 顧客の発言を分析し、次の提案を精緻に計画。商談内容に応じたお礼メールを生成します。
4.
知識の資産化: 商談記録をもとに組織診断を行い、学習した知見をEffic Wikiとして自動的に記録。
実証結果と評価
半年間のテストを通じて、5,000件の商談データが評価され、営業担当者のスキル向上や組織課題の整理に寄与することが確認されました。この期間中に有料利用を開始するユーザーが登場するなど、高い実用性が認められています。
Efficのロードマップ
Efficは今後、「Phase1 アナリティクス」から始まり、営業の実態を正確に捉え、営業活動を支える段階へ進化していきます。最終的には、営業そのものを行うAIとして機能する「フルエージェント」へと成長することを目指しています。
代表者プロフィール
株式会社Efficの代表取締役CEOである菅藤達也は、これまでのゲーム業界やネットリサーチ業界の経験を経て、Efficを創業しました。営業が『センス』や『才能』だけではなく、構造を理解することで成果が得られるという理念のもと、Efficの開発を進めています。
まとめ
Efficは営業支援の新たな地平を切り拓くAIエージェントとして、企業の営業活動を根本から変革していく可能性を秘めています。導入に興味がある方は、公式ウェブサイトにて詳細情報をご確認ください。