ステート・ストリートが国内初のETFを上場し、投資家の選択肢を広げる

国内初のETF上場

2025年11月19日、東京での利用者に新たな金融商品が登場しました。ステート・ストリート・インベストメント・マネジメントが、東京証券取引所に日本初の国内籍上場投資信託（ETF）5本を上場したのです。この動きは日本市場における同社の意向を強く示すもので、個人投資家と機関投資家へのサービス拡充を目指しています。

ステート・ストリートのETFへの取り組み

ステート・ストリートは長い歴史を有し、ETFにおいても先駆者的な存在です。同社の日本法人であるステート・ストリート・インベストメント・マネジメントの社長、越前谷道平氏は、国内商品を提供することができて本当に嬉しいと語っています。日本の投資家の多様なニーズに応じて、コスト効率が良く、透明性が高い投資商品の提供を確約しています。これにより、国内の投資商品が25年以上の経験を持つ同社によって強化されるのです。

新たに上場した5つのETF

今回新たに上場したETFは、主に低コストでの分散投資戦略を提供することを目的としています。これにより、今までアクセスできなかった投資機会が提供され、投資家は幅広い選択肢を持つことができるようになります。特に注目されるのは、次の5つのETFです：

- ステート・ストリート・スパイダーゴールドETF（為替ヘッジなし）
- ステート・ストリート・スパイダーゴールドETF（為替ヘッジあり）
- ステート・ストリート・スパイダーS&P 500® ETF（為替ヘッジなし）
- ステート・ストリート・スパイダーS&P 500® ETF（為替ヘッジあり）
- ステート・ストリート・スパイダーS&P 500®高配当ETF（為替ヘッジなし）

これらのETFは、信託報酬の設定も適度で、投資家からの利用が期待されています。

金投資の新たな機会

今回の上場において特筆すべきは、ゴールドETFの登場です。ステート・ストリートの最高事業責任者、アンナ・パグリア氏は、日本の投資家への新たな金の投資ソリューションの提供を非常に喜ばしく思っています。長期的なパフォーマンスを求める投資家にとって、金は戦略的なポートフォリオの一部として重要な役割を果たすとされています。

ワールドゴールドカウンシルのジョセフ・カバトーニ氏も、金の安定性やリターンの魅力を強調し、インフレ圧力が続く中、今回の新規上場に対する関心が高まると予測しています。

ステート・ストリートの意義

ステート・ストリート・インベストメント・マネジメントは、世界第4位の資産運用会社であり、5兆4,500億米ドルの運用資産を誇ります。特にETF市場では革新性を持ち、業界の主要プレーヤーとのパートナーシップを通じて、投資家に優れた結果を提供することを目指しています。

日本市場におけるこの新たなETFの上場は、投資家にとって非常に効果的な選択肢を広げるものであり、今後の経済環境に適した安定した投資手段を確保するチャンスとなります。

今後もステート・ストリートの取り組みに注目していきたいと思います。