LAPRASとスタートアップクラスが業務提携
LAPRAS株式会社(東京都渋谷区)と株式会社スタートアップクラス(東京都目黒区)は、業務提携を締結しました。この提携は、LAPRASによる韓国のハイスキル人材の転職支援とスタクラによる日本のディープテックスタートアップの採用支援を融合させ、両社のアセットを活用して、候補者と企業のマッチングを強化することを目的としています。
提携の背景
近年、日本のディープテック分野では、研究開発から事業化を支える実務人材が絶対的に不足しています。特に、ソフトウェアエンジニア(SWE)やMLOps、人材育成の専門家、ビジネス開発などの高度なスキルを持つ人材の需要は高まっているものの、実際の供給が追いついていない状況です。例えば、2003年をピークに日本の博士課程の学生数は減少し続けています。
この問題に対処すべく、経済産業省が進めるスタートアップ五ヵ年計画の影響で、ディープテック人材の需要は拡大しています。対照的に、韓国は専門的な理系人材が豊富で、特に修士や博士課程の学生が多い国です。しかし、国内の厳しい就職情勢から、特に2023年には有効求人倍率が日本の半分以下となり、多くの人材が海外就職を希望しています。こうした中、日本でのキャリアチャンスが注目を集めているのです。
そこで、LAPRASとスタートアップクラスの提携が実現しました。この協力により、韓国の高スキル人材と日本のディープテック企業の間のキャリアニーズと人材ニーズを結びつけ、採用のミスマッチを解消し、企業の進展を促すことを目指しています。
提携の内容
1.
マッチングの強化
- LAPRASが支援する韓国のハイスキル人材(AI、バイオ、半導体、ロボティクスなどの理系)と、スタートアップクラスが支援するディープテックスタートアップの求人を結び付け、両者のより良いマッチングを促進します。
2.
相互活用の機会拡大
- 各社の資源を活用し、転職希望者と企業の採用機会を広げるプログラムを実施します。これにより、候補者が望むキャリアに対する選択肢を増やし、企業も効果的な人材採用が可能となります。
それぞれの代表者コメント
LAPRAS 代表取締役CEO 染谷 健太郎
「国境を越えて機会を求める韓国のハイスキル人材と、日本のディープテックスタートアップをつなぎ、世界にインパクトを与えるイノベーションのサポートをしていきます。スタクラとの連携を通じて、求職者と企業双方に国を超えた“最良のマッチング”の提供を目指します。」
スタートアップクラス 代表取締役社長 藤岡 清高
「ディープテック分野の発展には国際的な人材流動性が必要不可欠です。LAPRASの高精度なスキル可視化技術とスタクラが選び抜いたスタートアップをつなぐことで、採用成功の可能性をさらに高めていきます。」
企業紹介
LAPRAS株式会社
「すべての人に最善の選択肢を提案する」ことをミッションに、AI技術を活用して新しいマッチングモデルを構築しています。
【会社概要】
株式会社スタートアップクラス
「次の100年を照らす100社を創出する」を理念に、シードからアーリーフェーズを対象としたスタートアップに特化した採用スカウトサービスを運営しています。
【会社概要】