仕事とプライベートの新しい関係性を描く調査結果
株式会社識学は、設立10周年を迎え、オンラインサービス「HYO-SHIKI」を開始しました。このサービスのスタートに際し、会社全体で「仕事」と「プライベート」の関係を再定義するべく、全国の20歳から59歳を対象にした調査を実施しました。調査対象は、ビジネスパーソン1000名です。また、この調査の結果を基に、働く人々がどのように状況を認識しているかが明らかにされました。
仮説と実施内容について
当社の「ワーク・ライフ・ニュー・バランス」推進チームでは、次のような仮説を立てました。
- - 若者はプライベートを重視し、ベテラン層は仕事を優先しているはず。
- - しかしながら、両者は対立するものではなく、プライベートの充実は仕事の成功に寄与するという観点を持つことが重要。
これを踏まえて、具体的な調査を行いました。
調査実施概要
- - 実施会社:株式会社識学
- - 調査対象:全国の会社員及び公務員(20歳〜59歳)
- - 有効回答数:1000サンプル
- - 調査期間:2025年5月23日〜5月27日
- - 調査方法:インターネット調査
この調査で得た結果は、各世代の働き方やライフスタイルに関する洞察を与えてくれるものとなりました。
調査結果のハイライト
以下に、いくつかの主要な結果を挙げます。
1. プライベート優先の傾向
1000人の回答者のうち、659人(65.9%)がプライベートを優先していると回答しました。特に20代は75%もの人がプライベートを優先しており、一方で50代は60.4%と比較的低い傾向を示しました。
2. 仕事とプライベートの満足度
調査によると、仕事の満足度は半数以上に及ぶ一方で、プライベートでは約70%の人が満足しているという結果が出ました。この二つの領域は相互作用しあっていることが明らかに。
3. 充実させることでポジティブな影響
「仕事」の充実は「プライベート」の質を高めると考える人が多い一方、「プライベート」の充実が仕事にも好影響を与えるという認識は共通していました。依存関係にある状態が浮かび上がってきました。
4. 仕事とプライベートの分け方
驚くべきことに、約80%の人が「仕事」と「プライベートは分けている」と回答。相互に影響しつつも、それぞれの領域で意識的に分離を持つことが重要とされます。
5. ミスへの対応
プライベートでのミスは許せるが、仕事では許せないという意見も多く、この点についても全世代共通の傾向が見られました。
6. プライベートを充実させるための要因
プライベートをより豊かにするために多くの人が「経済的な余裕」を挙げており、その後「柔軟な働き方」、「残業削減」、「上司や同僚の理解」と続きました。
まとめ
この調査結果は、「働く」ことが人生の充実にどのように寄与するかを再認識させました。現在の「ワーク・ライフ・バランス」という考え方は、一方を優先させる傾向にありますが、実際には仕事とプライベートはお互いを支え合う関係なのです。働くことで得られる経済的な余裕が、私たちのプライベートをユーザーライザーさせる起爆剤であり、一方で快適なプライベートがより良い働き方を促進するという双方向性を大切にすることが求められていると言えるでしょう。このような意識の変化とともに、HYO-SHIKIを通じて皆さまのライフプランが豊かになることを期待しています。