猫の健康を守るAI「CatsMe」
2023年、株式会社Carelogyが手掛ける猫の痛み検知AI「CatsMe」が、シードラウンドで総額7000万円の資金を調達したというニュースが駆け巡りました。これにより、CatsMeのさらなる機能拡張とユーザー体験の向上が期待されています。
CatsMeとは?
CatsMeは、猫の痛みを95%以上の精度で検知できる革新的なサービスです。動物愛護の観点からも、猫が痛みを感じている際には、飼い主が気付かずにいることが多いという事実に着目しています。CatsMeはそれを可能にするために、猫の表情や動作をAIが分析し、飼い主に危険信号を送る機能を持ちます。結果として、飼い主は早期に適切な医療を受けさせることができ、愛猫の健康を守ることができるのです。
アプリでの手軽な利用
CatsMeは、スマートフォン用のアプリとして提供されています。iOSやAndroidで簡単にダウンロード可能で、手軽に使える点が多くのユーザーから高く評価されています。アプリを使用することで、自宅にいる間でも猫の状態をモニターできるため、特に都市部に住む猫の飼い主にとって非常に便利なツールです。
今後の展望
CatsMeは国内だけでなく、すでに世界中で利用されています。2025年1月にはiOSおよびAndroidアプリを全世界に向けてリリースする予定で、動物病院との連携機能や猫関連企業との提携も視野に入れています。その結果、CatsMeは単なる痛み検知にとどまらず、総合的な猫飼育支援サービスへと進化を遂げるでしょう。
資金調達の背景
今回の7040万円の資金調達は、QXLV(クオンタムリープベンチャーズ)や株式会社ケップルキャピタル、澤田インベストメントなどが投資者として名を連ねています。その中でそれぞれの投資家からは、Carelogyの成長を見守り、支援するという強い期待が寄せられています。特に、CatsMeの機能はペットの健康に寄与する可能性が高く、愛猫家にとって非常に魅力的な存在となっています。
投資家のコメント
QXLVの古谷健太郎氏は、Carelogyの急成長を評価し、今後さらなる展開を期待しています。また、ケップルキャピタルの長谷尾勲氏も、猫の痛みを早期に検知する技術が飼い主にとって非常に重要であるとコメント。澤田インベストメントの中村亮一氏も、CatsMeが猫と飼い主の豊かな生活をサポートすることに確信を持っています。
代表の思い
Carelogyの代表取締役、崎岡豪氏は、CatsMeが国境を越えて愛猫の健康を守る重要なツールであることを強調しています。日本国内のペット市場は競争が激しく、独自性を持ったCatsMeは、間違いなくこれからの時代に求められるサービスとなるでしょう。AI技術を駆使し、猫とその飼い主が幸せに満ちた生活を送るためのサポートをしていく姿勢を崩しません。
株式会社Carelogyは、東京都中央区に拠点を置く企業で、2021年2月に設立されました。猫をはじめとするペットの健康を支えるため、診療支援AIの研究開発を進めています。私たちは、CatsMeを通じて人とペットの絆を深め、より良い未来を築くことに貢献していきます。