専松合唱部の快挙!
2025-01-20 13:28:39

専修大学松戸高等学校合唱部、苦境を乗り越え念願の全国大会で銅賞を受賞

専修大学松戸高等学校合唱部、全国大会への挑戦



今年、千葉県の専修大学松戸高等学校(通称:専松)の合唱部が、初めて「NHK全国学校音楽コンクール」全国大会に出場し、銅賞を受賞する快挙を成し遂げました。部長の大西七花さんと副部長の古川ひば里さんは、中学からの仲間として、共に喜びを分かち合っています。しかし、この成功には多くの試練があったことをご存知でしょうか。

逆境を乗り越えた強い想い



専松合唱部は中高一貫校という特性を活かしながら、コロナ禍での活動に大きな制約があった中でも練習を続けてきました。部長の大西さんは「先輩たちの夢も自分たちが叶える!」という意気込みを持っていました。特に中学3年時に全国大会へ出場するはずだった「声楽アンサンブルコンテスト」が地震の影響で中止となったことが、彼女たちに強い決意を与えたのです。「私たちの代が全国に行くことは、先輩たちへの最大の恩返しです」と大西さん。

古川さんはさらに、「私たちが本気で取り組むことで、先輩たちの無念を晴らすことができる」と感じていました。彼女たちの努力は、これまでの先輩たちが培った道の上に立っています。

意識をひとつにするための努力



目標ができた昨年、部員全員で「全国を目指そう」と決意して、練習に臨みました。古川さんは、初期のころは個々の意識に差があったことを振り返り、「何度も話し合い、意識を一つにしようとしていました」と語ります。練習方法も順次見直し、特に「聴き合い練習」に重点を置いて、お互いの音をしっかり聴くことを意識した結果、徐々にハーモニーが生まれていきました。

普段は週に5日に分けて練習を行っていますが、朝や昼休みも使って自主的に時間をかけて取り組む姿勢は、仲間の絆を強化する大きな要素となりました。

Nコン関東大会での成功



迎えたNコンの関東甲信越大会では、部員たちのハーモニーが高く評価され、「素晴らしい出来だった」と大西さんは断言しました。全国大会への出場が決まった瞬間、喜びの涙を流したことは忘れられない思い出となったそうです。

松井理恵(まついりえ)顧問は、「私が指導している中で、特に皆の努力が素晴らしかった。私自身が音楽初心者だったが、一緒に成長できた」と笑顔で話します。曲の選定にも工夫を凝らし、専松合唱部にピッタリな「Harukaze(春風)」を選んだことが、素晴らしい結果をもたらしました。

全国大会という新たなステージ



全国大会の舞台では、大西さんは「このメンバーで歌うのは最後だと思い、感謝の気持ちを込めて歌いました」と振り返ります。また、古川さんは「去年立ったNHKホールでの再演を夢見て、応援してくれる方に届けようと心がけました」と語ります。その結果、専松合唱部は見事に銅賞を受賞!

次代への熱い思い



銅賞受賞の感激を味わった部員たちに、次代へのメッセージを尋ねてみると、「部活動を楽しみつつ、結果も大切にしてほしい」と大西さんがアドバイスを送り、古川さんは「心の拠り所にしてほしい」と期待を寄せました。

また、松井先生も「仲間を信じて、みんなで良い音楽をつくることが大事」と語ります。専松合唱部の努力と成果は、これからも多くの後輩たちに引き渡され、さらなる輝かしい未来に繋がっていくことでしょう。


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