高専人会とスカラシップパートナーズが推進する新たな留学奨学金制度
概要
株式会社RyuLogが運営する留学奨学金プラットフォーム「スカラシップパートナーズ」と、一般財団法人高専人会は、2025年から高専出身者を対象とした新しい留学奨学金プログラムを設立することに合意しました。このプログラムは、ものづくりの分野に秀でた高等専門学校(高専)出身者が海外で経験を積む機会を提供し、製造業やスタートアップへの貢献を目指しています。
プログラムの開始
新しい奨学金の名は「KOSENJIN scholarship partners – 高専生留学プロジェクト」。2025年2月14日から、高専生への留学支援に賛同する企業を募集中で、3月31日まで参画企業を受付けます。その後、高専人会とスカラシップパートナーズにより、奨学金プログラムが設計され、2025年4月下旬から第一期の奨学生募集が開始される予定です。
留学奨学金の特徴
1.
返済不要の留学奨学金:企業や個人からの資金提供によって、返済の必要がない奨学金が支給されます。
2.
キャリア支援コース:海外インターンシップと連携したキャリアパス支援が行われ、留学後のキャリア形成をサポートします。
3.
選考基準:選考に際しては、高専での研究や活動実績が重視されます。
高専人会とは
一般財団法人高専人会は、日本全国の高専卒業生を対象にした団体で、約50万人のOBOGが加盟しています。高専制度が創設から60年を迎えたことを契機に設立され、卒業生同士の交流や支援を目指しています。今回の奨学金制度も、将来の技術者育成に貢献することを目的としています。
奨学金の参加募集について
参加企業には、以下の条件が求められます。
- - 高専出身者を経営陣に含む企業、または高専生を応援したい企業。
- - 高専生の留学支援に賛同する法人または個人で、年間30万円以上の支援が可能な方。
高専生の未来に向けて
この「KOSENJIN scholarship partners – 高専生留学プロジェクト」は、急速に変化するグローバルな環境において、高専生が国際的なスキルを身につける一助となります。代表理事の渋谷修太氏は、参加企業に対し、高専生の挑戦を支援するよう呼びかけています。また、評議員の田中邦裕氏も、留学を通じて未来を担う人材の育成について熱意を込めて語っています。
今後の展開
- - 2025年2月から3月31日まで企業参加募集が行われ、参加企業が集まった後、奨学金の具体的な内容が発表されます。
- - 初めて奨学金が設けられることで、高専生には貴重な学びの機会が提供され、グローバル市場で活躍できる技術者の育成が進むことでしょう。
この新たな取り組みが、日本の未来を担う人材育成に寄与することを期待したいです。