親子で見つける新たな終活のカタチ―食卓を囲む心温まるプロジェクト

終活は“めし”からはじまるプロジェクト

家族でこれからの生活について話すきっかけを作るため、株式会社AGE technologiesが主催した「終活は“めし”からはじまる」というイベントが行われました。この企画は、特に親子の対話を深めることに焦点を当てています。普段の家庭内では、なかなか終活や相続について率直に語り合う機会が少なく、話しにくいテーマともいえます。そこで食卓を囲む時間を利用し、リラックスした雰囲気の中で自然な会話を促そうという目的が生まれました。

企画の背景と目的

終活や相続の話題は、避けがちであることが多いですよね。子どもたちは、身近に感じない未来の話だと感じている一方、親たちは自分の思いを語りたがっていることがある。しかし、日常の会話の中でその話題に踏み込むことは容易ではありません。そんな中で、AGE technologiesは「食事を共にすることで、自然な対話が生まれやすい」と考え、この取り組みを始めました。家族で向き合うことで、少しずつ心の距離が縮まり、より良いコミュニケーションの場を創出するのです。

イベントの詳細し

この親子食事会が行われたのは2025年11月28日。母親（50代）と子ども（20代）が参加しました。会場では、思い出や現在の生活、互いの気持ちについてのディスカッションが行われ、心温まる雰囲気の中で自然と会話が進んでいきます。

進行の流れ

イベントはモデレーターの導入による進行でスタート。前半では設けられたテーマに基づいた会話が進み、後半には親子だけのプライベートな時間に。選ばれたテーマに沿って自由に対話を深めることで、より本音が引き出されました。

印象深い会話

モデレーターからの問いかけによって、母親は自身の価値観や、込められた思いを語り始めました。子どもが相続について「遠くの話」と思い込んでいたのに対し、母親は実際に自分が経験した苦労や子どもたちに負担をかけたくないという希望を打ち明けました。

例えば、母親は子どもの成長を見逃したくなかったため、行事に参加することを重視していたそうです。それと同時に、相続の際には揉め事を避けたいという思いも持っていて、どうしたら良い関係を保ったままでいられるかを考えていました。この会話を通じて、子どもは初めて深い理解を得ることができました。

参加者の反応

イベント終了後、参加者は満足度を高く評価しました。特に子どもにとっては、「相続が身近なテーマになった」と感じられたとのこと。普段の思いや願いを話せる機会が得られ、母親の気持ちも理解できたことは大きな収穫でした。

一方で母親も、「実家の管理が心配だったが、子どもとしっかり話せたことで安心した」と言います。このように、本イベントは親子の本音を引き出し、未来について一緒に考える機会となったのです。

結論

今回の企画は、相続や終活が個人の問題ではなく、家族全体で向き合うべきテーマであることを再認識させてくれました。「どう残すか」ではなく、「どう残さないか」という視点から、親としてのやさしさが映し出される一方、子どももその思いを受け止め始めた様子が見て取れました。食卓を囲む小さな時間が、深い対話と絆を生み出す場となっていました。

AGE technologiesでは、今後もこのような家族での対話を推進し、みんなで協力し合う社会を目指しています。そして「そうぞくドットコム」によって、相続手続きの新たな形も提案していきます。家族が自然に話し合える環境を作り、豊かな未来を共に描いていきましょう。