デジハリ・オンラインスクール主催のAffinityセミナー開催レポート
2025年12月20日、デジタルコンテンツ人材育成の先駆けであるデジタルハリウッドが、注目の制作ツール「Affinity」に関するオンラインセミナーを開催しました。講師にはグラフィックデザイナーの堀江ヒデアキ氏を迎え、参加者は最新のデザインプラットフォームについての理解を深めました。
Affinityとは?
Affinityは、Canva傘下の英国Serif社が開発したデザイン制作アプリケーションです。最新バージョン「Affinity 3.0」では、基本機能が無料で利用できることが発表され、日本市場でも注目を集めています。このセミナーでは、Affinityの主な特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説されました。
セミナー概要
セミナーの前半では、Affinityのベクターモードを用いた基礎的な操作を体験しました。具体的には、簡単な図形ツールを使った「爆弾バッジ」の制作や、移動ダイアログを使用した「3D風テキスト」のデザインを行い、Affinityならではの機能を実感することができました。特に「ワープグループ」は、ドラッグするだけで非破壊的な変形が可能であり、参加者からはその手軽さに感心する声が聞かれました。
後半ではピクセルモードに移り、実際の写真補正や加工に挑戦しました。セピア調の加工や新聞風のハーフトーン加工を実践し、特に「フィルターブラシ」のデモにおいては、リアルタイムでブラシを動かしながらフィルターをかける感覚を体験しました。
また、レイアウトスタジオにおいては、自動ページ番号機能の使い方を説明し、堀江氏が作成した縦書き原稿用の有料テンプレートの紹介もありました。相手に適切な表現を提供するスキルが求められる現代において、こうした機能の理解が重要であることが強調されました。
参加者の反応
セミナー中、参加者の活発なリアクションが印象的でした。特に、長年Adobe系のツールに依存していた方々からは、コストや使い勝手に対する課題が語られ、Affinityに対する新たな期待が寄せられました。特に、Canvaを業務で活用しつつも、より自由な制作環境を求めている参加者には、多くの関心が集まりました。
また、デザインばかりでなく、マーケティングや広報、ディレクション等の職種においてもクリエイティブな制作が増えているという声も聞かれました。これにより、Affinityが制作ツールの新たな選択肢として認知されていることがうかがえます。セミナー後のアンケートでも、複数のツールを統合する必要性が指摘され、Affinityがその役割を担う可能性に高い期待が寄せられました。
新たな取り組み
デジハリ・オンラインスクールは、セミナーの反響を受けて、2026年春にAffinity講座の開講を予定しています。この講座では、機能紹介だけでなく、実務的な制作現場に即したカリキュラムを提供する予定です。特定のツールに縛られない柔軟な思考が求められる今、一人ひとりのクリエイターが最適な手段を模索できる場としての役割が期待されています。
新たなツールが追加されることで、制作の幅が広がることは間違いありません。デジハリ・オンラインスクールは、受講者が多様な選択肢の中から自ら最適な手段を選ぶ力を養う場を提供することを目指します。
講師の紹介
グラフィックデザイナーの堀江ヒデアキ氏は、複数の企業での経験を経てフリーランスとして活動し、エンターテインメントコンテンツのアートディレクションやデザイン業務に従事しています。また、技術書オンリーイベント「技術書典」にて、Affinity関連の解説書を出版するなど、幅広い知見を持つ講師です。
まとめ
これからのクリエイターには、さまざまな制作ツールを自在に使いこなす力が求められます。デジハリ・オンラインスクールのAffinity講座や、今回のセミナーは、こうした新しい学びの場が広がる第一歩となるでしょう。参加者には、新たな表現の可能性を感じてもらえたことと思います。そして、次の時代の制作現場においては、手軽さと表現力を兼ね備えたツールがますます重要となるでしょう。