ギンザ・グラフィック・ギャラリーで西ドイツのリブランディング展が開催されます

ギンザ・グラフィック・ギャラリーにて「アイデンティティシステム1945年以降西ドイツのリブランディング」展が開催

公益財団法人DNP文化振興財団が主催する「アイデンティティシステム1945年以降西ドイツのリブランディング」展が、2025年5月27日から7月5日まで、ギンザ・グラフィック・ギャラリー（以下、ggg）にて行われます。本展は、2024年に京都dddギャラリーで開催された企画展の巡回展であり、西ドイツにおけるコーポレートデザインの歴史的な変遷にスポットライトを当てています。

展示内容について

本展では、コーポレート・デザインやビジュアルアイデンティティに関する代表的なポスターやデザインマニュアル、さらに独自のコンセプトが示された貴重な資料が紹介されます。西ドイツのデザインは、ペーター・ベーレンスなどの先駆者たちから進化し、その流れはバウハウスやウルム造形大学などの教育機関を通じて、戦後の経済成長に寄与しました。

特に、デュッセルドルフに拠点を構えるデザイン事務所vistaのカタリーナ・ズセックさんとイェンス・ミュラーさんによる「A5コレクション」が展示され、その中には多数の企業のリブランディングプロジェクトの資料が収められています。これにより、1960年代以降のデザインソリューションがどのように確立されていったのかを、具体的な物例を通して知ることができるでしょう。

開催概要

- 会期：2025年5月27日（火）～7月5日（土）
- 開館時間：11:00～19:00
- 会場：ギンザ・グラフィック・ギャラリー

（東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル）

- 休館日：日曜日・祝日
- 入館料：無料
- 主催：公益財団法人DNP文化振興財団
- 後援：ドイツ連邦共和国大使館

ギャラリートークイベント

また、5月30日（金）には、特別なギャラリートークが開催される予定です。17:00から19:00にかけて行われるこのトークイベントには、カタリーナ・ズセックさんとイェンス・ミュラーさんが参加し、デザインの理念や実例について深堀りする貴重な機会になります。参加は無料ですが、事前の予約が必要で、定員は70名となっています。興味のある方は、gggのWebサイトで詳細を確認し、予約を忘れずにしましょう。

A5コレクションとは？

A5コレクションは、カタリーナ・ズセックさんとイェンス・ミュラーさんが代表を務めるデザインスタジオであり、ドイツの豊かなグラフィックデザインの歴史に焦点を当てた貴重なアーカイブを持っています。彼らの活動は、新たな出版プロジェクトと密接に連携しており、重要な一次資料や文献を組み合わせることで、デザイン史の研究に新たな視点を提供しています。

最後に

⭐「アイデンティティシステム1945年以降西ドイツのリブランディング」展は、戦後のデザインがどのように西ドイツの国家イメージを形作ったのかを、様々な資料や展示品を通して辿ることができる貴重な機会です。興味のある方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか？その豊かなデザインの世界観に触れ、新たなインスピレーションを得ることができるでしょう。