就職活動の新たなトレンドを把握する
2023年10月、株式会社ZenXが運営するキャリア支援サービス「ZenMatch」は、27卒(2027年卒業予定)の大学生を対象にした就職活動動向レポートを公開しました。このレポートは、旧帝大・早慶などの上位層100名を集計したデータを基にしており、今後の就職活動における重要なインサイトを提供しています。
レポートの主なポイント
レポートは全49ページで構成されていますが、公開部分では「全体サマリー」「回答者情報」「内定状況」のセクションに注目が集まっています。いくつかの重要なデータが明らかになりました。
インターンシップの応募状況
調査によると、27卒の学生は平均12.1社に応募し、実際に参加したのは4.8社でした。また、内定率は16%という結果が出ています。この数字は、学生が多様な業界を目指していることを示唆しており、特に「業界選び」「就活の早期化」「多社併願」が進んでいることがわかります。
回答者の大学背景
全体のデータは主に旧帝大や早慶などの上位校に集まっており、文系が51%、理系が44%という結果です。これにより、調査対象がいかに高い学力の持ち主であるかが分かります。具体的な大学には、東京大学、京都大学、一橋大学などが含まれています。
内定状況
具体的な内定状況についても触れられています。100人中16人が内定をもらっており、内定先の業種はコンサルティングが最も多く、続いてIT・テック系などの企業がランクインしています。名だたる企業には、デロイト トーマツやボストン コンサルティング グループなどがあります。
業界別志望動向
さらに、業界別に志望傾向や内定企業のデータも掲載されています。特に商社、コンサルタント、ITなど多様な業界が志望されています。また、インターン参加社数や早期接触が求められている点も指摘されています。
ZenMatchの役割
「ZenMatch」では、学生と企業のマッチングを強化するため、EQ(心の知能指数)のアセスメントデータも提供しています。これにより、採用活動や人材育成において、客観的なデータに基づいた情報を提供することが可能です。具体的には、学生一人ひとりの行動特性やソフトスキル能力を分析し、企業が求める人材像に合致するかどうかを評価します。
キャリタビの代表である玉地秀光氏は、「就活が早期・多層・横断化する中で、学生の本音をデータで可視化しました」とコメントしています。
調査内容の透明性
2025年9月に行われたこの調査は、厳密な方法論に基づいています。男子80名、女子20名の計100名を対象に、大学3年生から修士1年生まで様々な学年の学生が含まれており、文系と理系のバランスも考慮されています。
おわりに
このレポートは、今後の採用活動において、学生と企業の双方にとって非常に有益な情報源となることでしょう。興味のある方は、レポートのダウンロードをお勧めします。詳細は、
こちらから確認できます。