TC3株式会社がグローバルスタートアップ支援プログラムに選出
TC3株式会社(以下、TC3)の挑戦が新たな一歩を踏み出しました。東京都千代田区に本社を構える同社は、ジェトロ(独立行政法人日本貿易振興機構)が主催する「Global Startup Acceleration Program (GSAP)」の「Enterprise BtoBコース」に選ばれました。このコースへの選出は、TC3が展開するデジタルサービス基盤「Tactna」のグローバルな展開を目指す取り組みの一環です。
TC3は、2024年5月から本格的に「Tactna」を提供開始する予定で、多くの企業での利用が進んでいる状況です。今後は、米国市場などのグローバル展開を視野に入れ、事業の強化に取り組んでいくとしています。
Global Startup Acceleration Program (GSAP)の概要
GSAPは、ジェトロが内閣府と共にスタートアップ企業の海外展開を支援するために設けたプログラムです。多様なスタートアップの成長を支援するために、海外のトップアクセラレーターと連携し、個別のニーズに応じた支援を重視しています。「Enterprise BtoBコース」は、特に法人向けビジネスをターゲットとしたプログラムであり、シリコンバレーの有名アクセラレーター「AlchemistX」と共同で運営されています。これにより、法人向けのノウハウやリソースを活用し、スタートアップ企業の成長を加速する環境が整っています。
AlchemistXの役割
AlchemistXは、シリコンバレーで高い評価を受けている「Alchemist Accelerator」の法人向けサービスを提供しており、世界中の政府機関や大手企業に対してアクセラレーションプログラムを展開しています。同社のメンターやコーチは広範なネットワークから選出され、企業のニーズに応じて高度なアドバイスを提供しています。これまでに、このプログラムからは多くの著名なスタートアップが育成されており、中には資金調達に成功したものも多く存在します。
TC3の今後の展開
TC3はGSAPへの参画を通じて、米国市場への進出を目指すと共に、生成AIの進化に合わせたアプリ開発基盤の提供を行っていく方針です。「Tactna」は、ウェブサービスやSaaSにおける顧客向けID・アカウント管理をサポートするプラットフォームであり、グローバルなエンジニアコミュニティ「Topcoder」とも提携しています。これにより、デジタルサービスの収益性を高めるだけでなく、運用の効率化も実現を目指しています。
Tactnaについて
「Tactna」とは、複数のデジタルサービスを利用する企業に向けて提供されるサービス&アカウント管理の基盤です。これにより、アカウント情報や権限管理、決済システムと業務システムの連携を一元管理できるようになります。また、サービス提供者や業務管理者が本来行うべき運用業務を効率化し、データ活用を促進する役割も果たします。
今後のTC3の動向から目が離せません。デジタルサービスの新たな時代に向け、TC3は着実に前進しています。