茅場町あおぞら田んぼプロジェクトの魅力
東京の金融街、茅場町で進化を遂げる田んぼ体験。茅場町あおぞら田んぼプロジェクトは、2014年から株式会社プレナスが手がける米文化継承活動の一環として、中央区立阪本小学校の5年生とともに行われています。このユニークなプロジェクトでは、子供たちが屋上に設置された田んぼで米を育てる体験を通じて、日本の米食文化の重要性を学ぶことができます。
プロジェクトの概要
プロジェクトは東京都中央区日本橋茅場町にある、プレナスのオフィス屋上で行われています。田んぼの広さは約20㎡。毎年、5月末には田植えが行われ、9月中旬には収穫を迎えます。2023年に実施される田植えは、5月29日(木)に予定されており、収穫は9月中旬に行われる予定です。米の収穫目標は玄米8㎏、学校の食育活動の一環として、10月には試食会が設けられています。
子供たちと共に育てる米
田植えの際、阪本小学校の5年生たちは、泥の中で手を汚しながら苗を植えます。最初は不安そうな表情を見せていた子供たちも、実際に苗が植わる様子を見たり、グループで協力し合ったりする中で、徐々に笑顔を見せるようになります。このプロジェクトの最大の魅力は、ただ米を育てるだけでなく、仲間との絆や自然の大切さを学んでいくところにあります。田植えの後は、子供たちがメダカを放流し、環境とのつながりを深めます。
米を収穫する楽しさ
9月になり、稲が育つと、いよいよ稲刈りの時期が訪れます。田んぼを訪れた子供たちは、稲の実った姿に喜び、収穫の楽しさを実感します。収穫したお米は、脱穀や籾摺りを経て、精米されます。この一連のプロセスを通じて、子供たちは食べ物がどのように作られるのか、そしてその裏にある努力や思いを学ぶことができるのです。
未来への架け橋
茅場町あおぞら田んぼプロジェクトは、単なる米づくりを超えて、地域社会との連携や教育の重要性を再認識させてくれます。プレナスは今後もこのプロジェクトを通じて、子供たちに持続可能な米文化を伝え、食育の場を提供し続ける姿勢を貫いていくでしょう。この活動がもたらす影響は、未来の世代にとっても大きな意味を持ちます。
このように、都市の真ん中で行われる農業体験は、子供たちの成長にとって貴重な学びの場となっており、田んぼを通じて地域とのつながりを強める素晴らしい取り組みです。興味のある方は、ぜひこのプロジェクトのホームページもご覧ください。参加者の笑顔や学びの様子が、より多くの人々に伝わることを願っています。