レスキューバイク初公開
2025-10-14 12:36:57

堺市開発の災害用自転車『レスキューバイク』がジャパンバイクショー2025で初披露

堺市開発の災害用自転車『レスキューバイク』がジャパンバイクショー2025で初披露



2025年10月15日と16日に開催される【ジャパンバイクショー2025】にて、今話題の災害用自転車『レスキューバイク』が初めてお披露目されます。堺市消防局の開発協力を受けてサカイサイクル株式会社が手掛けたこの自転車は、防災だけでなく福祉や日常生活でも利用できる新たな可能性を秘めています。

レスキューバイクとは



『レスキューバイク』は、シマノ製の電動ユニットを搭載した三輪の電動アシスト自転車です。この自転車の最大の特徴は、物資の運搬だけでなく、運転者に加え前座席に大人二人が乗車できる点です。このことで、災害時の緊急搬送や平時の福祉送迎など、様々なシーンでの活用が期待されます。

また、座席は折りたたむことが可能で、重量物の運搬にも対応しています。少々の傾斜のない道ではスムーズに走行でき、最小回転半径は1.35メートルと小回りが利く設計になっています。

開発の背景



このプロジェクトは、西日本豪雨災害の経験を受けて始まりました。2018年の豪雨では、倒壊した建物や寸断された道路の影響で、消防車両や救急車両の到着が困難となり、物資の搬送に時間がかかりました。開発者であるサカイサイクルの担当者たちは「より効率的に物資を搬送できれば、迅速に救助現場へ人員を派遣できたはず」との思いから、この『レスキューバイク』の開発に取り組みました。

自転車の使命



このレスキューバイクは、単なる輪の付いた移動手段にとどまらず、災害時にはもちろん、日常の福祉送迎では、自転車に乗りづらい方でも安心して利用できる設計となっています。将来的には、災害発生時における自転車活用の推進計画にも位置付けられることを希望されています。自助・共助の観点からも、自転車の役割が求められています。

イベントでの体験



ジャパンバイクショー2025では、この新しい『レスキューバイク』に実際に触れることができます。ブースでは、スタッフによるデモ走行や乗車体験も行う予定です。防災や福祉、交通安全に関心のある方々にとって、大変価値のある情報が得られるでしょう。ぜひ、この機会にサカイサイクルのブースを訪れてみてください。

未来が期待される自転車



価格は100万円前後になると見込まれており、2026年度中には販売が始まる予定です。『レスキューバイク』は期待される福祉車両として、日常生活はもとより災害時にも一役買うことが期待されています。特に避難が必要なときに、この自転車が持つ可能性が注目されています。この新たな自転車が、どのように私たちの生活を支えてくれるのか、今から楽しみです。

ぜひ、ここで紹介した『レスキューバイク』の魅力を、ジャパンバイクショー2025で実際に体験してみてください。お待ちしております。


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