株式会社JTBが「Japan Branding Awards 2025」で「Silver」を受賞
大阪府大阪市より発信されている株式会社JTBが、株式会社インターブランドジャパン主催の「Japan Branding Awards 2025」にて、「Silver」を受賞しました。このアワードは、優れたブランディングを実施する企業や団体に与えられるものであり、今回の受賞は多岐にわたる取り組みが評価されたものです。
受賞の背景
新型コロナウイルスの影響で旅行業界は大きな打撃を受け、JTBも売上の約7割を喪失するという未曾有の危機に直面しました。この危機を契機に、JTBはただの旅行会社という枠を超え、「交流創造企業」へと進化することを目指しました。この新たなビジョンに基づき、全社員が自律的に行動することで、ステークホルダーとの関係を強化し、再構築したブランドが実を結びました。
ブランディングの取り組み
1. ブランド概念の再構築
JTBは「The JTB Way」を整備し、交流創造事業を通じて持続可能な社会の実現を経営戦略に組み込んでいます。約9,000名の社員の意向を反映した「ONE JTB Values」が策定され、この共通の価値観をすべての社員が日々の行動の指針としています。その結果、社員は自己表現をしやすくなり、ブランドに対する意識が高まりました。
2. 自律的な組織活動
全国150の拠点で展開される「Smile活動」を通じて、現場起点の組織風土改革が推進されています。この取り組みは社外にも広がり、高松支店では地域の課題に目を向け、「クセモノズ」という拠点を通じてサステナブルな交流を生み出す活動が行われています。また、2024年からは未来の交流アイデアを募集する「交流創造キャンバス」がスタートし、社員の実践を可視化することでブランドへの信頼感を高めています。
3. 次世代への投資
2025年度には「OPEN FRONTIER 2035」という長期ビジョンが策定され、若手社員の提言が取り入れられています。このビジョンは、多様な意見を反映したブランドの進化を促進するものと位置付けられており、DEI(多様性、公平性、包括性)の理念も進化させています。
審査委員会の評価
Japan Branding Awards 2025の審査委員会は、JTBが直面した危機に対して一丸となって改革を進めたことや、非凡な取り組みがブランドの根幹を支え、顕著なビジネス成果を上げた点を高く評価しています。JTBは「交流創造企業」としての新しい道を切り開いたということで、旅行業界の枠を超えた成功事例として取り上げられました。
JTB代表のコメント
JTBの代表取締役社長、山北栄二郎氏は、今回の受賞は「交流創造」という理念をもとに、ブランドの在り方を問い直してきた努力が実を結んだものであり、社内外の共感を通じた価値創出に引き続き挑戦していくと述べています。
この受賞は、JTBが新たな時代における価値をどのように創造していくのか、そしてその過程での挑戦が、業界全体にどのように影響を及ぼすのかを示す重要な一歩です。今後のJTBのさらなる活躍に目が離せません。
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