NC羽島足近町蓄電所
2025-11-05 13:43:55

再生可能エネルギーを支える新たな拠点、NC羽島足近町蓄電所の始動

NC羽島足近町蓄電所が始動



日本蓄電池株式会社は、岐阜県羽島市足近町に系統用蓄電施設「NC羽島足近町蓄電所」を開設し、2025年10月15日より受電を開始します。この施設は、再生可能エネルギーの変動を吸収し、エネルギーの安定供給を実現するために設計されています。

施設の特徴



NC羽島足近町蓄電所は、最先端の蓄電技術を用いた地域分散型エネルギー拠点として位置づけられています。定格出力は1,988kW、容量は8,146kWhであり、CATL製の蓄電池とTMEIC製のパワーコンディショナ(PCS)を採用しています。これにより、需給調整市場や卸売市場での安定した運用が可能となります。

このプロジェクトは、株式会社ワイ・ジャストによって施工されており、地域環境や安全性への配慮がなされている点も特徴です。

地域との協力



本施設は、高まる災害時の電力供給ニーズに応えるべく、羽島市と「電力供給に関する協定」を締結しました。この協定に基づき、同社は16台のポータブル電源「EcoFlow DELTA 2 MAX」を市内の避難所に設置し、停電時にも避難者に対する電力供給を支援します。これは、地域の防災力を高めるための重要な取り組みであり、他地域でも参考にされることでしょう。

今後の展望



日本蓄電池株式会社は、今回のプロジェクトを通じて地域社会との連携の強化を図り、全国的に系統用蓄電池プロジェクトを拡大していく意向を示しています。2026年までに80カ所の蓄電所の運転開始を予定しており、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを一層強化していく考えです。

本施設を通じて、地域のエネルギー供給の安定化と防災力の向上を図る取り組みが進んでおり、今後の動向に注目が集まっています。日本蓄電池株式会社は、持続可能な社会の実現に向けて、さらなる確かなステップを踏み出すことでしょう。


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