ウフルとアル・シャバブFCが提携、日本とサウジでのスポーツファン体験向上へ
株式会社ウフルは、2023年に開催された日・サウジ・ビジョン2030閣僚ラウンドテーブルに参加し、サウジアラビアのプロサッカークラブであるアル・シャバブFCとの覚書を締結しました。世界的なイベントである2034年FIFAワールドカップに向け、テクノロジーを活用したスポーツ体験の革新が期待されています。
このラウンドテーブルには、武藤容治経済産業大臣やサウジアラビアのハーリド・アル=ファーレフ投資大臣をはじめとする現地の政府関係者やビジネスリーダーが集結しました。両国は今年、外交関係樹立70周年を迎え、経済関係の強化を目指して活発な議論が行われました。その中で、ウフルとアル・シャバブFCの提携が正式に発表され、二国間の関係がより緊密化することが期待されています。
ウフルは、過去数年間にわたり、Salesforceなどのクラウドプラットフォームや自社開発のサービスを通じて、企業や地方自治体のデジタル化を促進してきました。特にスポーツ分野では、国内のプロ野球やサッカースタジアムでの観客体験の向上や、ファンとのエンゲージメントの強化に成功を収めています。また、2018年からは国内外のスポーツスタジアムに関する情報を発信するWebメディアを運営し、スポーツ産業に関する知見と経験を深めてきました。
サウジアラビアでは、「サウジ・ビジョン2030」に基づき、経済多様化の取り組みが進んでおり、未来都市「NEOM」やスポーツ、エンターテインメント産業の拡大が重視されています。特に2034年のFIFAワールドカップの開催地に選ばれたことで、スポーツ関連のビジネスの成長が期待されています。ウフルは、これまでの経験を活かし、サウジアラビアにおけるデジタルトランスフォーメーションの推進に寄与する方針です。
これにより、ウフルとアル・シャバブFCは、両国のスポーツファンに対して新たな価値を提供し、観客体験の向上はもちろん、現地のスポーツ産業全体の成長に寄与することを目指しています。また、鹿児島ユナイテッドFCなどとの連携も視野に入れ、さらなる協力の機会を模索していきます。
アル・シャバブFCは、1947年に設立されたサウジアラビアの名門サッカークラブで、リヤドを本拠地としています。国内リーグで6度の優勝歴があり、サウジ国王杯やアジア圏の主要な大会でも数々の栄誉を手にしています。特に、クラブの運営は堅実で、良好なガバナンスと透明性が評価されています。クラブの本拠地であるアル・シャバブ・スタジアムは、2027年のAFCアジアカップの開催地でもあり、発展が続いています。
ウフルは、「テクノロジーと自由な発想で、持続可能な社会を創る」という理念のもと、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援し、地域や産業全体のDXを推進しています。この新たなパートナーシップによって、両国のスポーツファンに向けた魅力的な体験が提供されることが期待されます。ウフルとアル・シャバブFCの連携が生み出す未来に乞うご期待です。