新たなデータセンターの発展を支える3社の協力
2023年10月、東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)は、シービーアールイー(CBRE)およびラ・クレ・ドゥ・ジョワ(LCDJ)と「データセンター開発におけるガスコージェネレーションシステム導入支援に関する協定」を締結しました。この協定は、デジタルインフラの整備とデータセンターの早期立ち上げを目的としています。
データセンターの需要と課題
近年、生成AIなどの新技術が急速に普及し、それに伴いデータセンターへの需要が高まっています。しかし、電力系統の制約により、データセンターの設置場所が限られ、電源の確保に時間がかかることが大きな課題となっています。このため、TGESは、電源ハイブリッド型データセンターソリューションを打ち出し、これらの問題を解決するための取り組みを進めてきました。
協定の目的と意義
今回の協定により、データセンターの用地に関する豊富な知見を持つCBRE、開発コンサルタントとしての経験を持つLCDJ、そしてCGSの実績を豊富に持つTGESが連携し、データセンター計画の初期段階から電源ハイブリッド型ソリューションを導入することで、早期の立ち上げに貢献します。
電源ハイブリッド型ソリューション
TGESが提供する電源ハイブリッド型データセンターソリューションは、系統電力とガスコージェネレーションシステム(CGS)を組み合わせることで、安定した電力供給を実現します。その特徴は、以下の通りです:
- - 系統電力に加え、CGSによる電源確保により、電力系統の制約を克服
- - CGSからの排熱を有効活用することで、PUE(Power Usage Effectiveness)を向上
- - 各データセンターの規模や運営形態に応じて、個別の電源構成を検討し、事業の持続性を確保
- - 全国規模でのCGS導入実績を持ち、24時間365日の遠隔監視体制を整備
これらの取り組みにより、TGESはデータセンター業界の課題を解決し、早期稼働を実現します。
企業の思い
TGES取締役の村田行麿氏は、東京ガスグループとして1981年からコージェネレーションシステムの導入に取り組んできた経験を踏まえ、今回の協定がデータセンターの早期立ち上げにどれほど寄与するかに期待を寄せています。また、CBREの小野寛和氏は、データセンターの開発期間短縮の取り組みが多くの企業のニーズに応えるものであるとし、LCDJの文平龍太氏は、電源供給の長期化という日本のデジタルインフラ構築の大きな課題に対する実質的な解決策として評価しています。
まとめ
TGESとCBRE、LCDJの協力により、データセンターの電源供給に関する課題を解決するソリューションが実現されます。これにより、国内のデジタル基盤の整備が進むことが期待されており、今後の展開が楽しみです。TGESは、この協定を通じて、持続可能なエネルギー利用を推進し、サステナブルな社会の実現に貢献していく方針です。