令和のアニメ・エンタメ学生を徹底調査
株式会社代々木アニメーション学院が実施したアニメ・エンタメ業界に関する調査によって、2026年1月期に放送が予定されている新作アニメ「葬送のフリーレン」が、学生たちの注目を集めていることが明らかになりました。これに加えて、アニメ・エンタメ業界を志望する学生たちの多くが、その理由として「好きなことを仕事にしたい」と考えている実態が浮かび上がっています。
調査の概要について
調査は、代々木アニメーション学院の在学生を対象とし、2025年12月の初めに実施され、1,099名からの有効回答が集まりました。この調査は、今後のアニメ作品に対する期待や、進路選択の背景を明らかにするためのものです。
注目のアニメ作品
今回の調査によると、1位に輝いた「葬送のフリーレン」は、学生たちが最も関心を寄せるアニメ作品として274ptを獲得しました。続いて、人気作「呪術廻戦」が226pt、そして「【推しの子】」が176ptという結果になりました。このことから、新作アニメへの期待感が高いことが伺えます。
進路選択の背景
アニメ・エンタメ業界を志す理由として、62.4%の学生が「好きなことを仕事にしたい」と回答したことは、業界への志望理由が明確であることを示しています。また、このデータからは、学生たちが自らの趣味や興味を業界の職業に結びつけている姿が見受けられます。
さらに、学生たちの進路選択には、推しの存在も影響を及ぼしています。「推しがいる」と答えた学生たちの81.8%が、その存在が進路選択に影響を与えていると答え、特に35.3%は「推しに関わる職業を目指している」とのことです。このように、彼らの進路決定には、アニメやゲームのキャラクターが大きな役割を果たしています。
周囲からの応援
調査では、将来の夢について「周りの人に応援されている」と感じている学生が71.8%に上ることも分かりました。逆に反対されていると感じる学生はわずか3.7%にとどまり、家庭や友人の支持が進路選択には欠かせない要素であることが確認されました。
性格タイプの傾向
学生たちの性格タイプを調査した結果、「INFP(仲介者)」が最も多く見受けられ、続いて「INFJ(提唱者)」や「ENFP(広報活動家)」の順となりました。この傾向は、各学部の特性とも結びついており、アニメーション学部、クリエイター学部、声優・エンターテイナー学部それぞれの特徴が色濃く反映されています。
結論
代々木アニメーション学院によるこの調査は、令和のアニメ・エンタメ業界に挑む学生たちの現在の状況と今後の可能性を示しています。特に、注目作品の「葬送のフリーレン」に対する期待や、好きなことを仕事にしたいとの熱い思いは、今後の業界に明るい希望をもたらすでしょう。アニメ好きな学生たちは、推しを通じて、自らの未来を描く姿勢を持ち続けているのです。