新機能を搭載したAIカメラソリューション『EMOTICS』
2025年12月2日、AI技術を駆使した製品を展開するCotofure株式会社が、同社のAIカメラソリューション『EMOTICS(エモティクス)』に新たな機能を追加することを発表しました。このアップデートは、同社の提供するAIカメラソリューションをさらに進化させ、店舗や施設におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させることが期待されています。
スマートフォンだけで映像解析が可能
『EMOTICS』の最大の特徴は、専用のカメラを必要とせず、スマートフォン1台でAIによる映像解析が行える点です。性別や年齢、表情、人数などをリアルタイムで解析できるため、イベント会場や各種催事など、カメラが常設されていない環境でも簡単に利用できるメリットがあります。
これまで多くの企業がイベントやマーケティング活動に『EMOTICS』を活用してきましたが、一方で、店舗や施設においては常設カメラを使用したいというニーズが存在しました。しかし、スマートフォンを常設カメラとして利用することへの不安があったため、導入が進まないという問題があったのです。
外部カメラ連携機能の登場
そこで登場したのが、今回の外部カメラ連携機能です。この機能により、『EMOTICS』が持つ性質を保ちながら、常設のカメラを使用した継続的な映像解析が可能になります。株式会社アイ・オー・データ機器のネットワークカメラ『Qwatch』と連携することで、247日365日のクラウド録画と既定の時間帯のみの属性解析が実現されます。この連携により、店舗での顧客動向に関する詳しいデータを分析し、運営やマーケティング戦略の改善に貢献できるようになるのです。
外部カメラ連携機能の特長
1.
24時間365日の映像クラウド録画
ネットワークカメラ『Qwatch』が撮影した映像が自動でクラウドに保存されます。パソコンやスマートフォンからいつでも確認できますが、保存期間は30日間に制限されています。
2.
必要な時間帯のみ来店データ解析
保存された映像の中から任意の時間帯を指定して解析できるため、性別や年齢、感情、人数のデータを取得し、店舗経営やマーケティングの精度を向上させることが可能です。
3.
リーズナブルな料金設定
クラウド録画機能は月額3,000円から利用でき、データ解析を含むプランも多数用意されています。
利用開始の詳細
この新機能は2025年12月2日から提供され、月額3,000円からのリーズナブルな料金で利用できます。ただし、ネットワークカメラ本体の購入が別に必要となるため注意が必要です。
対応カメラは『Qwatch』の型番TS-NS410Wです。
Cotofure株式会社のビジョン
Cotofure社は「すべての人々に“AI(愛)”を。」というビジョンを掲げ、AI技術の発展を通じてより豊かで便利な社会の実現を目指しています。『EMOTICS』の進化は、その一環として位置付けられており、今後も新たな技術やソリューションの開発に注力していく予定です。
今後の展開に大いに期待が寄せられる『EMOTICS』の外部カメラ連携機能。店舗や商業施設での活用が広がることで、より一層のデジタル化が進むことでしょう。