東京芸術文化鑑賞サポート助成が新たにスタート
東京都及び公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京は、誰もが芸術文化に触れることができる共生社会の実現を目指し、今秋から「東京芸術文化鑑賞サポート助成」の取り組みをさらに拡張します。
このプログラムは、今年開催される世界陸上やデフリンピックを契機として、芸術文化へのアクセスを改善しようとする重要な施策です。特に、今年度は新設される「2025機運醸成枠」の導入によって、展覧会や公演の観賞サポートを行う民間団体への助成をより一層充実させます。
助成内容について
この助成プログラムは、民間団体による芸術文化事業において、アクセシビリティ向上のための取り組みを支援します。具体的には、手話通訳や鑑賞支援機器の購入にかかる経費を全額助成するものです。対象経費の具体的な条件については、特設ウェブサイトに詳しく記載されています。
また、採択された事業は、東京都内で広く「アクセシビリティ向上」のキャンペーンにご協力いただく必要があります。このキャンペーンは、2025年9月から12月にかけて実施される予定で、美術館や博物館と連携し、芸術文化へのアクセスを広めることを目的としています。
2025新設枠について
特に強調したいのが新設された「2025機運醸成枠」です。これは、両大会を中心に、開催される観客数が多い事業に対して新たに設けられた助成枠で、上限額が300万円となっています。この枠により、より多くの人々が芸術文化に触れ、その恩恵を享受できることを狙っています。
都市と文化の未来を描く
この取り組みは、「2050東京戦略」を推進するものとして、文化・エンタメ戦略の一環です。2030年に向けた「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」というビジョンとも関連しており、東京の文化的な未来を築くための重要なステップとなります。
東京都が提案するこの取り組みは、単にアート鑑賞の手段を増やすだけでなく、誰もが文化を楽しむための環境を整えることで、より多様性のある共生社会を作る一助となることでしょう。アートがすべての人に開かれる環境を目指したこの助成プログラムに、ぜひご注目ください。
さらに詳細は、下記の特設ウェブサイトをご覧ください。
特設ウェブサイト
お問い合わせ
本事業に関するご質問は、東京都生活文化局文化振興部企画調整課までご連絡ください。
電話:03-5000-7229
公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京企画部広報課
電話:03-6256-8432
これからの東京における芸術文化の発展に期待を寄せながら、今後の展開に目を光らせていきたいと思います。