専門学生が参加する音楽制作プロジェクト
東京・二子玉川に位置する世界唯一のキッズパーク「PLAY! PARK ERIC CARLE」と、音楽&エンターテインメントの教育機関「東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校(TSM)」が新たな産学連携モデルに取り組むことが発表されました。このプロジェクトは、名作絵本『はらぺこあおむし』の作者エリック・カールの世界観を音楽で表現する試みであり、次世代の人材育成とエンタメ業界への橋渡しを目指しています。
PROJENowに至る背景
「PLAY! PARK ERIC CARLE」は、エリック・カールの絵本をテーマにしたキッズパークで、2021年にオープンしました。2026年の5周年を控え、施設の魅力をさらに引き立てるために「館内公式BGM」を制作することになりました。この取り組みにより、学生たちはリアルな制作現場に身を置き、より実践的な経験を積むことができます。
産学連携の意義
今回のプロジェクトには、音楽制作に興味を持つ学生たちが参加します。作曲、レコーディング、DJなど、多様な専攻を持つ学生たちが一つのチームを形成し、自らの専門技術を持ち寄り、音楽を共同制作。また、学生たちは実際のプロジェクト進行やチーム内での役割分担を通じて、即戦力となる実践的なスキルを習得します。
初回オリエンテーションの概要
プロジェクトの初回オリエンテーションは、2025年10月9日(木)に東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校で行われます。このイベントでは、PLAY! PARK ERIC CARLEの社員によるプロジェクトの説明と、学生との質疑応答が行われる予定です。参加者は、制作する楽曲がどのような場面で使われるのか、具体的なイメージを提示され、それに基づいて自らのアイデアを展開することが求められます。また、この模様は学内でアーカイブ配信され、参加できなかった学生も後日参画が可能です。
今後のスケジュール
これからのスケジュールは以下の通りです:
- - 2025年11月:学生チームによる施設見学とデモ制作開始
- - 2025年12月:レコーディング作業と撮影
- - 2026年1月:学内コンペティションを行い、上位作品を選定
社会的意義と展望
学生たちはこのプロジェクトを通じて、「プロの現場に挑む実学体験」を得ることができます。一方で、PLAY! PARK ERIC CARLEに訪れる親子たちは、絵本の世界に没入するような体験を通じて、訪れた思い出を色鮮やかに彩ることができます。この取り組みは、地域の教育機関とエンタメ施設とのコラボレーションを通じて、新しい文化の発信を促すことが期待されています。
学校長の期待
「今回のプロジェクトは、学生が学内の枠を超えて実社会と接点を持つ貴重な機会です。彼らの思い出を彩る音楽を創る挑戦は、技術や創造力、協力力を育む場でもあります。完成までのプロセスで、多様な意見を交わしながら責任を持って音楽を作り上げる経験は、卒業後のプロの現場でも必ず活かされるでしょう。」と、学校長の渡辺敦子氏は語ります。
PLAY! PARK ERIC CARLEについて
「PLAY! PARK ERIC CARLE」は、エリック・カールの絵本世界を再現した施設です。カラフルなエリアやアトラクションが揃い、子どもたちが遊びながら学べる体験を提供しています。場所は東京都世田谷区玉川にあり、2021年にオープンしました。公式サイト(
https://playec.jp/)で情報をチェックしてみてください。
運営会社と学校情報
このプロジェクトは、エイアンドビーホールディングス株式会社が運営するPLAY! PARK ERIC CARLEが関与しており、Tokyo School of Music は1988年から音楽業界の人材を育成し続けています。TSMでは、最新の業界情報や技術を学べる環境が整えられています。
本プロジェクトは、新しい形での教育とエンタメの連携モデルを確立し、地域社会にとっても意味ある営みとして注目されています。