次世代のデータ活用を考える「データ共創会議2026」開催決定

2026年1月20日（火）、東京のJPタワーホール&カンファレンスにて、プライバシーテック協会主催の「データ共創会議2026」が開催されます。このカンファレンスには、富士通研究所の吉田利雄氏やさくらインターネットの江草陽太氏など、合計18名の専門家が登壇予定です。

イベントの目的

「データ共創会議2026」は、AI活用が急務となる現代において、機密データを保護しつつ、如何にしてイノベーションを最大限に引き出すかを模索する場です。AI活用の進展が進む中で、データ漏洩のリスクは大きな阻害要因となっています。特に、日本国内では他国と比べてリスクを避ける傾向が強く、このことがAIの導入を遅らせている要因とも言われています。

ここで重要なのは、データを活用したいという期待と、機密データを守らなければならないという責任との間にあるジレンマです。「データ共創会議2026」は、この課題を産官学連携を通じて乗り越えるための重要なステップと考えています。

議論のテーマ

本カンファレンスでは、以下の4つのテーマについて議論が行われる予定です。
1. 国産LLMの実現可能性
2. データ関連法の現状と課題に基づく「データ共創社会」の構築
3. 医療分野における日本版医療データベースの可能性
4. 生成AI時代における「国産」インフラ・技術の重要性

これらのテーマを通じて、今後のデータ活用に関する新たな視点を開発することを目指します。

登壇者紹介

登壇者はそれぞれに異なるバックグラウンドを持ち、データ管理やAI、プライバシー技術の専門家たちが集まります。弁護士、医療データ専門家、そして技術開発者など多様な視点からの意見が交わされることが予想されています。

例えば、株式会社JMDCの足立昌聰氏や、一般財団法人医療情報システム開発センターの山本隆一氏など、医療分野におけるデータ活用の未来についても深く掘り下げられることでしょう。

参加方法

このカンファレンスには、オフライン参加とオンライン参加の両方が可能です。オフライン参加の場合、参加費は5,000円（税込）で、懇親会への参加も検討できます。オンライン参加は無料で提供され、幅広い方々が議論に参加できる場となっています。

詳しい申し込み方法や最新情報は、公式イベントページを確認してください。